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2014年1月24日 (金)

天使たちとの対話 NO1

ここに記録された素晴らしい出来事は、1943年と1944年の第二次世界大戦の後期に、人智を超えた高い存在から教えを受けたハンガリーに住む4人の友人たちの実話です

http://mixi.jp/view_community.pl?id=5196119 より

ミクシーのコミュ
日々の糧 / 天使たちとの対話 より

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お読みになる皆さんへ(注1)

 ここに記録された素晴らしい出来事は、1943年と1944年の第二次世界大戦の後期に、人智を超えた高い存在から教えを受けたハンガリーに住む4人の友人たちの実話です。

ナチスがハンガリーを席巻し、政治的な緊張と恐怖が最高潮に達したとき、ギッタ、リリ、ハンナ、そしてリリの夫のジョセフは突然「不思議な力」に接し、この驚くべき邂逅(かいこう)は88回の対話の形を取り、17ヶ月に及びました。その後彼らのうち3人はナチの強制収容所で亡くなりましたが、唯一の生存者ギッタ・マラスは、ハンナを通して語れた(彼らが天使としてよんでいた存在たちの)言葉の貴重な記録とともに地下にもぐり、数年後、鉄のカーテンを通り抜けフランスへと出国しました。

1967年、この「対話」がハンガリー語からドイツ語、フランス語へと翻訳されてゆく過程で、その存在がラジオ記者クロード・メットラの注目を引き、ラジオフランスで90分に及ぶインタビューにより初めて公に知られ、1976年「天使たちとの対話」初版が出版されました。

いと高き存在に蒔かれた言葉の種は、33年間土に中に眠り続け、その固い殻を破って地表に芽を出したのです。長い歳月を尊い犠牲を経て、今この芽は豊かな果実をつけようとしています。

「明るい光で満たされるが、楽しいことはいっさいない。
反対に、私の内面のもっとも暗い部分が容赦なくはっきりと照らし出されるため、ごまかさない自分自身を見つめざるを得ない」

とギッタは述べています。
混迷する今だからこそ、その光はさらに強く輝き始めたといっても過言ではありません。

つたない翻訳ですが、どうぞ心を開いてお読みいただき、皆さまの内なる世界に光が当てられ、新たなる対話が生まれますよう願ってやりません。

訳者一同

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Talking with Angels
 天使たちとの対話

 筆記者 ギッタ・マラス

~1943年から1944年にかけて、ナチス統治下ハンガリーにおいて、
 4人の若者たちが実際に遭遇した17ヶ月に及ぶ対話記録~

序文(ロバート・ヒンショーによる序文)

 『天使たちとの対話』の、この英語版での出版は実現するまでに長い時間を要しました。ここに延べられた素晴らしいできごとは、第2次世界対戦期、1943年と1944年にハンガリーで起きたことです。


 生活状況が悪化し、やがては、生き残りの見込みまでもが危うくなってきた時、親密な関係にあった4人の友人たちは、後に彼らが天使だと知ったある力(フォース)に突然、遭遇しました。この驚くべき邂逅(かいこう)は17ヶ月続きました。この『天使たちとの対話』は後に出版されることになるハンガリー語で書かれた記録原本の最初の全文訳です。友人の3人はやがてナチスの強制収容所で亡くなりました。そして唯一の生存者であったギッタ・マラスには貴重な記録とともに地下にもぐり、7人の家族(両親、兄弟とその妻、そして子供たち)を支えることに専念しなければなりませんでした。戦争中その家族は豊かな生活から貧困へと転落しました。人生の節目節目で状況が一変するのは、ギッタには常のことでした。

戦後の共産主義体制のハンガリーで生き残るための苦闘は、15年以上続くことになりました。ついに新たな出発への機会が訪れたときーその時、もう両親は亡くなり、甥や姪は成人していましたーギッタはシーツにしっかり包んだ大切な数冊の黒いノートを小さなスーツケースに入れて、鉄のカーテンを通り抜け、フランスへ出国することができました。


 1960年、パリで53歳にして新たな生活が始まりました。ギッタは舞台装置およびグラフィックデザイナーとしてかなりの評価を再び確立したのです。そして、ハンガリーから同じく移住していた敬愛する男性ラシと出会い結婚しました。彼女は夫や数人の親しい友人の助けを借り、この対話記録をハンガリー語、ドイツ語に続き、彼女にとっては第三言語であるフランス語へ翻訳するという困難な仕事を始めました。

これらの友人のひとりを通して、対話の存在がフランスの著名なラジオジャーナリスド、クロート・メットラの注目を引くことになりました。彼は対話をよんだ後、ギッタに毎週全国放送されていた彼の番組「生きている人々と神々」に主演を依頼しました。最初のその有名な90分のインタヴューは、1976年4月22日、ラジオフランスにより生中継され、対話が公に知られるようになる端緒となりました。


 ギッタは、対話をすべての人の手に届くようにすることが、彼女の使命の一つであると長い間思っていましたし、対話が、それに加わった元の4人だけでなく、もっと多くの人にとって重要であることは分かっていましたが、他の人々に提供する手段がありませんでした。それが今、ついに公開の場を手にしたのです。

ラジオフランスには彼女の感動的なメッセージに対する反響の手紙が殺到しました。ある日クロード・メットラはそれらは大きな束にまとめ、小さいながら名のあるパリの出版社オーピエール・モンテーニュへ乗り込みました。ギッタの原稿はすぐに受け入れられ、出版に向けて推敲や準備がなされ、1976年の後半、『天使たちとの対話』として出版されました。実質的な広告をしなかったにも関わらず、本はたちまち評判になり、国中のラジオや新聞で書評され、論じられました。

フランス人は鋭い知性と懐疑的な合理主義で知らせているにもかかわらず、どこの国よりもまずフランスで初の大成功をおさめ、圧倒的な反響で迎えられたことを述べるのは、興味深いことです。たぶんこれは秘教的なことを扱うほかの多くの出版物に比して、この記録が率直で実際的な正確をもっていたからでしょう。


 ギッタは自分自身は表舞台に出ないことに決めました。ラジオ出演後、当然ながら殺到した講演依頼の全てを断り、比較的無名のまま普通の日常生活を送り続けました。ギッタが注目の的にならないように心がけたのは、生来の内気な性格だけからではありませんでした。人々が自らの希望や恐怖や崇拝の念を彼女個人に転嫁したり、彼女を一種の「グル」にしたいと望んだりしがちであることに、非常な嫌悪をおぼえていたのです。

真のメッセージとは、誰もが対話記録の言葉との間に個人的なつながりを見つけ、そのつながりを

自分自身で体験すること

だと確信していました。こうした理由から、ギッタと他の3人の写真も本には公表されませんでした。


 1973年、ギッタと夫はパリを退き、フランスの田舎ドルドーニュ地方に小さな農家を自ら改築して移り住みました。ラシがその土地の材料を使って自分で家具を作りました。ついに都会から遠く離れ、子供時代のように再び自然の近くに住んだギッタは、何年にもわたり質素な生活を送り、『天使たちとの対話』に関して寄せられたたくさんの手紙に返事を書きました。彼女にとって自らのエネルギーを対話集の外国版の仕事に捧げることは、大きな喜びでした。


 1983年、引退後の静かな生活は思いがけない講演依頼を受けた時終わりました。その依頼は、天使たちの体験を学生達に話してもらいたいという、チューリッヒのユング研究所からのものでした。戦争後何年も続いたブタペストの困難な日々、ユングの書物に深く感銘を受け、後には自伝に述べられた彼の内なるガイド、フィレモンとの対話に大いに慰められたギッタは、この招待を断ることはできないと感じました。

彼女は電車でチューリッヒまでの長い旅をし、活気に満ちた二晩を過ごしました。対話の体験について語った後、その講演に魅了された会場いっぱいの聴衆とのディスカッションが行われました。


 チューリッヒでの非常に大きな反響から、結局、ギッタは対話記録のほかに、対話に関する個人的な経験をもっと多く明らかにすべき時期が来たと確信しました。そしてそれ以後の数年間、フランス、スイス、オランダ、ドイツ、オーストリア、ベルギーへと、広く講演旅行をし、ワークショップを開きました。


 さらにギッタは読者との文通や、後には講演での出会いについてかなり個人的な題材を本にする仕事にエネルギーを注ぐ適切な時期だと感じるようになりました。その結果、Die Engle erlebt(”天使達の体験”)がドイツ語とフランス語版で、1983年の後半に出され(その後、他の言語での翻訳が出され)ました。2番目にWeltenmorgen(”明け初める世界”)、続いてSprung ins Unbekannte(”未知への飛躍”)が出版され、その中で対話が最初に出版されて以来ずっと彼女に寄せられた多くの質問に、さらに個人的に答えました。


本書、英語版作成の作業は1984年に始まりました。英語の抄訳は1979年に少数出版されましたが、間もなく絶版となりました。熟考のうえ、最初に立ち返って原本の手書きのハンガリー語を基にして、一語一語ギッタとともに注意深く仕儀とをすることが決められていました。これは困難で時間のかかる行程でしたが、大変やり甲斐のあるものでした。ハンナが心の耳で聞いたものをハンガリー語表現しましたが、今この翻訳で、対話は英語へとさらに一歩先に踏み出したのです。


 ヴィラーツェル、アインジーデルン、そしてギッタの住むジラルデルでの多くの研究会や、これらの会合の合間を縫ってほとんど毎日(読者との)文通を手がけながら、4年という歳月を経て新しい英語版はゆっくりと断片に光があてられ、翻訳の過程で疑問がわいた点には説明の注が付け加えられました。


 ギッタの献身的な夫ラシが1982年になくなった後、彼女はジラルデルの小さな農家に一人で住み続けました。その後1988年、ちょどこの本の最後の校正刷りが印刷されようとしている時、彼女は命にかかわる事故に遭いました。奇跡的に命は助かりましたが、両腕を骨折してしまいました。この命拾いは自分の地上での仕事がまだ完成していないことを示していると、彼女は思いました。


 回復した後、ギッタは近くにも若い友人達がいるフランス北東部の小さな農家に移り住みました。彼女はこの小さな「隠れ家」で、何よりも大切だった独立した生活を続けましたが、以前の南部の家で時には持てた、ほぼ完全な隠遁(いんとん)生活は望めませんでした。年齢を重ねるにつれて講演の依頼は減っていきましたが、ますます多くなる聴衆のために、時折TGV(高速列車)でパリに行き、天使に関する様々な企画や広範囲な文通の仕事をやり続けました。1992年5月、彼女は亡くなりました。


 なぜ、『天使たちとの対話』は、これほど人の心を掴み、感動させたのでしょうか。私にとってその重要な一部は、これら4人の普通の若者達がだれも宗教的な教育を受けていないにもかかわらず、彼らが日常生活に当然のこととして「天使たち」の出現を受け入れたことです。この光り輝く神秘的なできごとが、まさに彼らの人生の最も暗い時に起きたことは、本当に意味深いことです。つまり心を開いてさえいれば、出口がないように思われる時に、新しい道や変容への可能性が立ち現れることを示しています。


 天使達はギッタや友人達に地上の生活は全体の一部に過ぎないことを教え、そして今も私達にそう教え続けています。一旦これに気づけば、死は恐れるべきものではありません。天使達が

として教えていること、つまり、前進することや、教義に捉われないことに気づく時、永遠に繰り返されることが永遠なのではなく、

永遠に新しいこと

が永遠なのだと私達は知ります。天使達は次のように告げています。

私達が担う光が多ければ多いほど、私達の気づきが多くなり、それだけ自らの「頂点」、つまり自分自身の天使に出会う地点に近づきます。これと同時に、私達個人を導いている天使も、上から降りてこの同じ地点で私達に会おうと努力しています。ですから、たとえたどる道が個々でどれほど違っていても、私達はその努力を一人でしているのではありません。私達がこのことを体験するのに、個々がどのような道を通るのかが重要なのではなく、

私達が個々の独自の道でこれを体験すること

が重要なのです。これこそがこの本の示唆するものであり、神髄なのだと私には思われます。


 ギッタはいみじくも自分はこのテキストの著者ではなく「単なる」

筆記者

であると、しばしば主張しました。対話を他の人々のために役立つのにすることが、自分の仕事だと彼女は考えていたのです。死の間際に対話についてどのように思うか尋ねられた時、ギッタはこう答えています。


 「それらの言葉は天使によって蒔かれた種に似ています。それは33年間土の中で眠っていました。パリでフランス語版の『対話』が出版された1976年、種はようやく初めて表面の硬い殻を破って芽を出しました。そしてそこから野火、いえ

光の炎

のように世に広まりました。今は新しきもの、人類の春が来たのです。そしてこれらの言葉はすべての人にとって、真に現実的な可能性を表しています。」


天使達は言いました。

私達がお互いに話をすることよりも、自然なことがほかにあるでしょうか。

本書が多くの新しい対話を生む手助けになりますように・・・・

ヴィラツェル、1988、1992、
1997年11月 改定 ロバート・ヒンショー


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【補足】

本文の中に太字で書かれた箇所があります。
ミクシィ内では文字を太くする機能がないので、改行して表現しています。

また、段が長すぎると、読者が読み辛いと判断して、ところどころ改行をしています。

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のちに起こる出来事の出発点がどのようなものだったか、簡潔に紹介しておきたいと思います。対話が始まるまで、3人の友人と私が送っていた生活の「平凡さ」、普通さを書いておくことは大切だと思われるからです。しかしそんな生活も、やがて来るべきものへの準備だったのです。


 最初にハンナに会ったのは1923年、私が16歳の時でした。私達は二人ともブタペストの応用芸術学校の学生で、学校では隣り合ったテーブルで勉強していました。最初の瞬間から、ハンナは私に対して心を開き、とても親しくしてくれました。しかし、私は「何よりも強くあれ!」というモットーを誇りにする軍人家庭の育ちでしたので、ハンナの優しい人柄に驚き、戸惑いました。私の育ちでは、感情を表すことは弱さの印で、別れのちょっとしたキスも困惑の元だったのです。


 ハンナは父親が小学校の校長で、近代的なユダヤ人家庭のより自然な雰囲気の中で育ち、自分の感情を即座に表すことに慣れていました。気性や育ちの違いにもかかわらず、私達は出会ってから3年の間に親しい友人になりました。しかし最終試験の後、私達に進む道は別れ、めったに連絡を取りませんでした。ハンナがミュンヘンで勉強を続ける一方、私は一心にスポーツに打ち込みました。学校を離れてから4年間、水泳の優勝や国内新記録やハンガリーがスポーツの英雄に与える讃辞に、私は誇りをあおられ、浮ついた生活を送っていました。

運動治療を教えていたリリと知り合いになったのは、この時期でした。彼女の温かく自然な人柄は非常に多くの生徒を引きつけていました。彼女の授業が学生で溢れていたのは、そこで彼らが肉体の癒しを遥かに超えた何かを体験しているからだと、私はすぐに気がつきました。つまり彼らの内面の本質が養われていたのです。


 私がスポーツのアイドルだった時代に、ハンナからの便りはほとんどありませんでした。彼女は家具のデザインを職業とする寡黙な男性、ヨゼフと結婚していました。彼は居るだけで周囲に落ち着きを与えました。のちにブダリゲットで一緒に生活した時、そうした場面をよく見かけました。村の宿屋で町の住人に政治的な口論で熱くなることがよくありましたが、ヨゼフが着くとすぐに雰囲気が静まり、必ず穏やかになったものでした。これは彼のもの静かな人柄がもたらす典型的な効果でした

スポーツはもう充分だと思えるときがついに来た時、私はもう一度ハンナを探そうと決心しました。彼女とヨゼフはブダの丘のイロナウツカという、ダニューブ河を見下ろす景観のすばらしい仕事場に移り住んでいました。ハンナは大変な辛抱強さを理解を持って、私が芸術活動に戻るのを助けてくれました。私は学校を出てから芸術活動をまったくおろそかにしていました。彼女が傍にいなかったなら、創造の仕事に喜びを取り戻せなかったでしょう。結局のところ、私達3人はやがて大成功をおさめるグラフィックアート・スタジオを創設しました。1934年と1935年には、反ユダヤ主義が既にハンガリーに広まっていました。グループの中でたった一人に非ユダヤ人として、主に観光行事や広告関係の政府の注文を取るのは私の役割でした。私のスポーツ界での名声や軍の高官の娘としての身分は、役に立つ財産でした。しかし不幸なことに、私は同僚がユダヤ人である事実をいつも隠さなければなりませんでした。


 3人の職業集団における「魂」はハンナだったことは否定できません。彼女は非常な集中力と直感力を持ち、それによって、芸術的概念の本質を直ちに把握することも、その本質を現実に実現させることもできました。彼女は常識、明確な心理的洞察、そしてなによりもユーモアを見事に駆使して、問題を解決するコツを会得していました。


 この頃までに、ハンナのもとにはグラフィックを学んでいる生徒達が何人がいましたが、その中の一人で若い芸術家だったベラは、何年もたって次のように述懐していました。

「ハンナの熱心な教育は、私達の職業上の進歩だけでなく、私達の全存在に影響を与えました。彼女の教えは私達に多くの要求をしたので、それに絶えられず辞めることを選んだ学生もいました。ハンナがデザインの批評をするときは、それがどんなに些細な広告のグラフィックでも、必ず私達の個人的な内面に触れるものでした。彼女は、絵のあらゆる線は内面の動きの現れだと考えていたからです。

実際の授業では、彼女と私達のふれあいはまったく他の授業とは違っていました。彼女は直感的に別の波長に合わせて、医者がエックス線を読むように私達が描いたものを見てくれました。しかもそれを、愛情深く、確信に満ちて、明るく行ったのです。彼女は、話し始める前は何を話そうとしているのかが分からないことが時々あり、自分自身の言葉に驚くことがありました。若い学生の私は、彼女を慕い、お手本としました。しかしハンナは私の依存心を完全に拒絶しました。

『私2、3年教えてた後は、あなた達は’自分自身の内なる師’を見つけなければなりません』と彼女は言ったものです。彼女にとって最も大切なことは、私達の中に新しい存在、

恐怖から自由となった創造的個人

を目覚めさせることでした。」

スタジオは繁盛しました。しかし、以前にもまして、私達は崖っぷちにいると感じていました。洪水のように押し寄せる組織化した政治的欺瞞と共に、集団的無知が広がっていました。ナチスによって何かが約束されると、ちょうどそれと正反対のことが必ず起こるように思われました。そのような大きな欺瞞の下で、本当の自分の真実を見つけたいという強い願望が、私達の中に湧いていました。これを実現し新しく質素な生活を始めるために、ついにヨゼフとハンナはブダペストから遠くないブタリゲットの小さな村に小さな家を見つけました。私はすぐに彼らに加わり、毎日の必需品をまかなえるだけ働きました。リリは週末にやってきました。


 静かな村の生活は内面の進歩には有益でした。この時期から私の空虚感が増していきました。何かがやってくるという説明できない予感で、私は深く動揺し、平安を求めて森の中を一日中歩きました。食事中でも、やがて私の人生を変える何かが、または誰かが来るのではないかと思って、何度も庭の門の方を見ている自分に木が付きました。夕方になると私達は自分の体験について話し合い、問題の根源を見つけようとしていました。


 ハンナの直感的な才能は大きな助けになりましたが、それでもなお私達はみな袋小路に陥っていました。私達は人類の偉大な宗教的潮流に興味があり、書棚には聖書やバガバット・ギータや老子がありましたが、私達のだれも宗教を実践していませんでした。私達の前には、嘘と野蛮とすべてを覆う邪悪さに満ちた世界が立ちはだかっていると感じると同時に、人生の意味がどこかに埋まっているにちがいなく、それを見つけられない理由は私達自身の中にあると確信していました。


 こういう思いから、ある時、一人ひとりが個人的な問題をできるだけ明確に書く事にしました。その問題について、よりよく話し合うことができるようにするためです。ある日、ブラックコーヒーを飲みながら、私はハンナに自分が書いたものを読んで聞かせました。ハンナはそれに対して、いつもお馴染みの話をまた蒸し返しただけだと、そっけなく言いました。

それはまったくハンナの言うとおりでした。そして私は自分のうわべだけの見え透いた自分を痛感しました。私はハンナに自分自身で簡単に答えれるような質問をしていたのでした。ただ、答えが目の前に「出て」きた方が楽だったのです。

【この時点で、対話が始まりました。その対話はそれ以後17ヶ月間続き、毎週金曜日3時に行われるようになりました。】
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あなた「独自」の道を行きなさい!!
他の道はみな迷いの道です。

一部:ブダリゲットでの対話
1回目~40回目まで
1943年6月25日(金)~1944年3月24日(金)

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1.ギッタとの対話


【私のうわべだけの態度に直面して、ハンナは憤りの気持ちが高まるのを感じていました。そしてそれから、完全に目覚め、目も開けたまま、彼女は突然次のようなヴィジョンを得ました。それは見知らぬ力(フォース)が私たちのメモ帳を掴んで引き裂き、床に投げつけ、自分の能力をはるかに下回る私の努力を批判するというものでした。ハンナは何か言おうとしていましたが、話をしようとしているのは、もはや自分ではないと感じ、「あなたに話そうとしているのは私ではありません」と警告する時間しかありませんでした。そして、私は次の言葉を聞きました。】


**浅はかな質問はもうたくさんです!
  あなたはもう自分自身に対して責任を持つべきです!


【私が聞いているのは確かにハンナの声でしたが、話をしているのは彼女でないことは絶対に確かでした。彼女の声はある種の道具として使われているだけでした。私はこれらの厳しい言葉を語りかえる人物を知っているような気持ちになり、完全に打ちのめされたわけではありませんでした。むしろ全く自然なことが、起こるべくして、ついに起きていると感じていました。明るい光で満たされましたが、歓びは何もありませんでした。それどころか、その光は私の最も暗い内面を情け容赦なく明確に照らし出すので、私はごまかさずにそれを見ざるを得ませんでした。もし私が本気で自己を探求し、正直であったならば、自分についてこう書いたであろうと言う姿を見せられ、深く動揺し、罪悪感を感じました。ハンナの私の心からの羞恥に気づいて、自分を通して話している者の内面の憤りが引いていくのを感じていました。】


**今は少し良くなりました。悔い改めは、また許しでもあります。
  今はあなた自身を変化させる時です。
  自立しなさい。
  あなたはたくさん持ちすぎていると同時に、ほとんど持っていません。


G(ギッタ)おしゃっていることがよく分からないのですが。


**不活性なものを持ちすぎ、自立性をほとんど持っていないのです!


【これは私の怠惰と依存的な考え方について述べていると感じました。】

*固い地面に種が蒔かれることはありません。
 あなたは終わりなき探求によって耕されるでしょう。
 これまで良かったものは悪くなり、
 悪かったものは良くなります。


【長い沈黙が続きました。とうとう次の質問でその沈黙は破られました。】


*あなたは、私を知っていますか。


【その言葉は私の中核に触れました。私の心はこの質問者のことを知っているという説明のつかない確信に満ちていました。この方は私の内なる師であり、案内人であると。しかし、この確信を裏付けるような記憶のイメージを何も持ってはいませんでした。私には、認識を覆い隠し妨げる厚い霧の層しか見えず、その霧を打ち破くことはできませんでした。】


*あなたは私を知っていますか。


【繰り返されたこの質問は、私の心に一層染みわたっていきました。もう少しで思い出せそうだったので、力の限り、その暗い層を照らし出そうとしましたが、それは無駄でした。私にはできませんでした。ハンナは私が懸命に努力をしている間、彼女を通して話している方が、私を共感の眼差しで見つめていることを感じていました。】


*あなたは異教徒(pagan)ですね。でもそれは「良いこと」です。


【’異教徒’とは私の根本的血筋のことを言っているのだと感じました。】


*あなたは

命の水

で洗礼を受けるでしょう。
あなたは新しい名前を授かるでしょう。

その名前

は存在しますが、今はまだ明らかにすることはできません。
そのために、あなた自身の準備をしておきなさい。
質問していいですよ!


【私は何の質問もできませんでした。今日自分の目の前で起こっていることが、次第にはっきり認識され、それだけで精一杯だったのです。】


*’話す者’(訳注1)は疲れたようです。
 彼女に力を与えなさい!
 また会いましょう!


【この驚くべき体験の後すぐに、ハンナは私が聞いたことを書き留めました。これは難しいことではありませんでした。言葉の一つひとつがすべて、私達の記憶に永続的に刻み込まれていたからです。ハンナはこの出来事の体験を次のように語っています。

「全体の対話の中で、私の知覚は高められていました。私は部屋を見ることもできたし、あなたやあなたの内で起きていることも明確に見ることができました。同時に、私達の訪問者にも完全に気づいていました。訪問者の感情は、私達のもととは全く質の異なったもので、それらの感情を『憤り』『愛』『優しさ』という不十分な言葉でしか表すことができません。私を通して伝えられたことを表現することはとても難しいことでした。と同時に、強烈な期待とすばらしい歓びを経験しました」

一つの問いかけが、私の心の内にくすぶっていました。「戻ってくる、という約束は・・・、いったい、いつ実現するだろうか。」ハンナは、「おそらく一週間後でしょう。」と答えました。その日の夕方、私達はリリとヨゼフに私達のこの驚くべき体験を話しました。ヨゼフは若い頃、唯物主義者でしたから、懐疑的で慎重な態度を示しました。しかしながらリリは次の週にはぜひ自分も参加したいと言い、しかも対話のメモをとると申し出たのです。】

(訳注1)’話す者’とは天使の言葉を話しているハンナを指している。
【今週は先週ほど困難ではありませんでした。しかし、金曜日になると、あの覆いかぶさるような内面の霧の層が戻って来ました。この霧の中で36年間不注意に生きてきたことに気づきもしなかったことが、ようやく分かり始めました。しかしついにそれがはっきり分かってくると、これこそが真の問題でした。私達がコーヒーを飲んだ後、みんなでおしゃべりをしていると、ハンナは突然、厳しい口調の一言を耳にしました。】


*もうよい!


【3時だったのですが、内なる師を受け入れる準備ができていませんでした。】


*祭りの準備でもしていたのですか。


【私は自分がたいそう無価値のように感じられ、泣き出してしまいました。】


*私の前で泣いてはいけません。そんな時間はありません。


【ハンナは私の訪問者の憤りを感じていました。明らかに、その訪問者は喜ぶこことこそふさわしかったのです。】


*質問をしなさい。


G どうしたら「いつも」あなたの声を聞けるのでしょうか。


*・・・そうやって「あやつり人形」になりたいのですか!


G 理解できません。


*そうであるなら、あなたは自立しないでしょう。

「私」に近づくことが「あなたの」仕事です。


G (おずおずと・・・)質問してもよろしいでしょうか。


*そのために私はここにいるのです。


G 金曜日に断食した方がいいでしょうか。


【断食は精神的浄化の一つの方法ではないかと思ったのです。】


*いいえ。日々、適切な節度を守ること、それをあなたの断食としなさい。


【ハンナを指差しながら】


*彼女に何か飲み物を与えなさい。


【私は大変驚いて、コップ一杯の水を彼女に与えました。】


G 私の家族を愛することは、なぜこんなに難しいのでしょうか。


*家族は肉体です・・・・。


【私は既に強すぎるほど持っているものを、私の家族が更に強化していることが、ハンナには分かっていました。それは物質性です。】


*あなたが余分なものを取り除けば、愛することができるようになるでしょう。


G それは、遠い先のことですか。


*遠いということは近いことであり、近いということは遠いことです。


G あなたのお名前を教えていただけますか。


【この質問は、いつでも私の師を呼ぶことができるという欲求からでてきました。そうすれば、安心だからです。】


*名前は以前、物質です。その「裏」に隠されているものを捜し求めなさい。


【霧の暗い層が私を苦しめました。私の質問は、実は援助を求める悲痛な叫びだったのです。】


G 私は暗闇にいます。どうしたらいいのでしょう。


*あなた「独自」の道を行きなさい。他の道はみな迷いの道です。


【沈黙の後に】


*森の中で私のために歌いなさい。


【私は自分の耳が信じられませんでした。歌ですって・・・。子供時代から厚い鎖の背後に自分の感情を隠していたので、このことはまったく馬鹿げたことだと感じられました。】


G 聞き間違えたと思うのですが・・・・。


*森の

中で

私の

ために

歌いなさい!


【一つひとつの言葉が強調されて発音されました。私は気づかずに前方に身を乗り出していたのですが、すぐに、やさしく、しかしきっぱりとした仕草で、後ろに戻されました。】


*あなたは近すぎます。


【私の濃密さが耐え難いのだろうか、それとも、師の光輝が私には強すぎるのだろうかと、自問しました。】


G 私は夢を見ましたが、その意味が鮮明ではありません。


*あなたは道の一部です。私も道の一部にいます。
神が

なのです。


【「神」という言葉が発音されたとき、その言葉には深い尊敬の念が込められていました。ハンナは疲れすぎて、それ以上続けられませんでした。そのため、伝えれなかった残りは、後からメッセージとして伝えてくれました。】


*固く決意することは前方へのステップではありません。それはじゃまな壁です。


【これは私の熱心すぎる、がむしゃらな取り組み方に言及していると感じました。】

1943年7月9日(金) 欲しないこと、望まないこと   

【リリはいくつかの質問をしたいと望みました。私が席を移り、メモを取る準備している間に、彼女は休憩を取っているハンナの向かい側に席を取りました。短い沈黙の後、私達は暖かな優しさが漂ってくるのを感じました。】


*私はここにいます。
あなたが私を呼びました。私もあなたを呼びました。


【声のイントネーションが完全に変わっていました。今は優しくなっていました。】


*質問してもいいですよ!


L(リリ) 上なるものに対して、いつ自分をオープンにできるでしょうか。


*あなたは自分自身を欺いています。欺くことは恐れです。
しかし、あなたには恐れを抱く理由がありません。


L 私の最初の仕事は何でしょうか。


*あなたは自分のしるしを知っていますか。
これです。


【下にとがっている三角形をなぞる身振り】


L 他の方法で私の仕事を説明してくださいませんか。


*あなたは’助ける者’と名付けられています。
助ける者は恐れてはなりません。
よき知らせがあります。あなたは私にとって大切な人です。
あなたは再び私に会うことを「欲し」ますか。


L はい。


*それではあなたは私に会えないでしょう。
あなたは私に会うことを「望み」ますか。

L はい。


*それではあなたは私に会えないでしょう。


【前の対話と考え合わせて見ると、会おうとする意志も、そう強く望むことも、私達の師を自分たちの方に近づけることはできないことに、私は気がつきました。リリはかなり困惑して、大きな声を出してしまいました。】


L 私は(あなたに)もっとお会いしたいのです。


*あなたの仕事がそれを要求するときは、あなたは私に会えるでしょう。
私は(その要求に)従います。


L 私も従うことができればいいと思います。


【リリの額をさわりながら】


*ここに余分なものがあるのです。
肉体に関しては、あなたは最後に生まれたものです。


【リリは大家族の中の末っ子でした。】


*精神に関して、あなたは新しく生まれる者の中の最初の者です。
さあ、あなたから去る時が来ました。


【リリが自分の内的教師を見出したことに、私は本当に喜びを感じました。その優しい光輝に満ちた存在は、私をも完全にリラックスさせてくれました。それ以降の日々、私は「欲しないこと」「望まないこと」に、感染に心が捕らわれていました。】


1943年7月2日(金) 2.ギッタとの対話  小さな’わたし’(Little I)・光の球    

【困難な週でした。私の内なる訪問者が戻ってくるか確信が持てず、不安だったのです。加えて、私に見せつけられた、自分についての赤裸々で正確なイメージに耐え難いものがありました。金曜日の午後3時ごろ、私達は期待して座っていました。私はこの週、何の進歩もしていないことに気がついて苦しんでいました。突然、次の言葉によって沈黙が破られました。】


*何か成し遂げましたか。何か学びましたか。


【この一週間を振り返った瞬間、私は床の真下に落ち込みたくなりました。にもかかわらず、何か小さなところで変化が起きたと感じて、恐る恐る言ってみました。】


G(ギッタ) はい。


*今だけのことですか、それともこれからずっとのことですか。


【それを聞いて自分は全然価値がない人間だと思い、涙が溢れてきました。】


*自分を哀れんではいけません。あなたは私を恐れているのですか。


G いいえ。


*私も奉仕しているのです。


【この言葉に私は慰めれました。そして喜ばしい信頼の感情でいっぱいになりました。私の師が奉仕しているという、このことが私達と共通する点だと思えました。】


*質問しなさい。


【誕生日プレゼントして、ハンナは最近私の肖像画を描いてくれました。それは私が水晶球を抱え、山の頂上で座っている絵です。その水晶球の表面は、美しい虹色で輝いています。この水晶球の光のシンボルは私にとって大きな意味を持っていました。私は私の師に、そのことについて何か言って欲しいと思いました。】


G 球の象徴を「理解する」だけでなく、それを人生で「実践する」にはどうし  たらいいのでしょうか。


*私も、光の球を持っています。

 私はあなたのところに降りていきます。あなたは私のところに上がってきなさ い。


G どうやってですか。


*そうなることを信じなさい。その’信’があれば、あなたは成長するでしょ  う。


【’信’という言葉に、私は生き生きしたフォースを感じました。それは宗教的教義を知的に是認することとは、何の関係もありませんでした。】


*時が熟してくれば、それは起きてくるでしょう。
 あなたは「光」の球を運ぶことができますか。


【私は質問の真の意味を理解せず、表面的に答えました。】


G はい。


*あなたにはその価値がありますか。あなたは十分に「純粋」ですか。


【私は戸惑いました。】


G 「あなた」は、ご存知のはずです。


【ハンナは、自分と通して話しているのですが、私のことを、自分で言っていることも分からないバカな子供であるかのように観察しているのを感じました。】


*その球は地球よりも思いのですが、

子供

はそれで遊びます。
そえはあるものと同じ実体でできているからです。その実体とは、

です。


1943年7月16日(金) 無執着が鍵   


【金曜日になりました。私の生活は根本的に変わりました。今まで夢にもみたことのないような可能性が立ち現れ、たくさんの新しいことに気づくようになりました。嬉々として、私は今日の対話の準備をしました。ところが昼食後、冷たい恐怖が突然私をとらえ、次のような問いが頭を離れなくなりました。「もし私の師が来なかったら・・・・再び現れることがなかったら、どうしよう」私は必死になってこの考えを追い払おうとしましたが、元のむなしい空虚な生活にまた陥るのが恐ろしくて、その考えは何度も何度も、強さを増して戻ってきました。すると突然、自分にとってどれだけ意味のあることでも、執着することは間違っていると気づきました。私の師への、恐怖に満ちたこの執着は手放さなければなりませんでした。それはどうしても為し遂げなければならない挑戦であり、それが私の仕事であることを知っていました。

内なる無執着は、私がこれまでに経験したなかで何より難しいことでした。それはまるで自分自身の生活から自分を切り離すようなものでした。3時になるとハンナが私を呼びました。私のガイドである師は、沈黙のままでおられますが、その方がいらしていることを私はすぐに感じ取りました。しばらくすると、その沈黙が破られるのかどうか、いらいらして不安になりました。私は観念してため息をつき、「御心のままに」と心の中で言いました。するとその瞬間、〔目をひらいたまま〕私は、火が目の前で燃え、その煙が天に立ち上がるのが見えました。それから、私は次の言葉を聞きました。】


*時間がきました。さあ、質問をしてもいいですよ!


G 私の行くべき道はどのような道なのでしょうか。


*よく聴きなさい。

一方の端に、愛。もう一方の端に、光。

あなたはこの2つの間につるされています。

あれがあなたの道です。

百の死がこの間にあります。
愛は光をもたらすものです。
光のない愛は無価値です。
私を理解できますか。


【私は理解できましたが、私の小さな’私’を百回も死なせるということは難しいと思われました。私は目を伏せ、落胆していました。】


*私を見なさい。


【美しくも醜くもないハンナの見慣れた顔は、別の表情をしており、ほとんど恐いほどの威厳を反映していました。】


*一方の端に・・・私。


【上から下への身振りをして】


*もう一方の端に・・・それ。
2つの間に・・・あなた。


G ’それ’とは何ですか。


*あなたの小さな’私’・・・。


【「この小さな’私’とは、なんと自己中心的な生きものか」と、私は軽蔑を込めて思いました。】


G 自分の小さな’私’のことは良く知っています。知りすぎるぐらい。しかし、あなたのことは十分に知りません!


*なんと愚かな子供なのだろう!


【後になって、この愚かな子供という言葉の意味を理解するようになりました。それは「どうやってあなたは自分の小さな’私’を知ることができるというのか。あなたが私のことをほとんど知らないように、自分の体のたった一つの細胞すら分からないというのに!あなたは一体どれくらいの間、盲目であり続けるというのか」、というものでした。】


*「それ」と「私」は仕事上で結びついています。
一つのものを分離してはいけません。
神の前で、小さなものは何もありません。
判断してはいけません!


G 教えてください。私は何も知らないのです。


*私は今まで教えていませんか。


【私は見せかけの謙虚さで、こう言いました。】


G いいえ、教えてくださいました。自分がばかな質問をしていることは分かっています。


【ハンナには、私の師が「なんて子供じみたゲームなのだろう!」と考えている事が分かりましたが、ハンナがなんとか口にできると感じたのは、ただ次の言葉でした。】


*あなたは愚かです!・・・・質問をしなさい!


【私はガラスのように見透かされているを知っていました。そして頑強に抗議したのです。】


G あなたが私に言いたいことを前もっていつもご存知のはずなのに、なぜ私は質問をしなければならないのでしょうか。あなたは、私の考えをお分かりのはずなのに!


*ハートから口までは、手ひとつ分の距離です。
これはあなたの道として歩みなさい!
もっと多くを知りたいですか。


G 私の仕事が要求するだけ知りたいです。


*神にとって、質問をする者は知っている者より愛しい者です。


【昨晩夢の中で、調和や力や平和を放つ鮮やかな色合いに包まれている人間の姿を見ました。】


G 私の夢はどのような意味があるのでしょうか。


*それはあなたのイメージから作り出された新しい「個人」です。


G 余分なものをそぎ落とすと、この(新しい)「個人」になるのでしょうか。


*あなたは形造る者であり、形造られる者ではありません。


G 形造る者になるために、何をしなければならないのですか。


【ハンナの体はいつもの体ではなく、持てる力を出し切って、完全に使える道具へと質を変えたように見えました。彼女の動きはシンプルで意味深く、威厳に満ち、腕さえ私には違って見えました。それは集中したフォースを放射し、筋肉は引しまり、あのミケンラジュロの彫像を強く思い起こさせるものでした。すると稲妻のように、不意に身振りがなされました。】


*燃えなさい。

【私は仰天し、ショックを受け、驚異の念に満たされました。ところが、ハンナが震えているのに気づいたとたん、そんなことはみんなどこかに吹き飛んでしまいました。彼女は私にアルコールを持ってくるよう命じました。ちょうど今日は「偶然」に、純粋なアルコールの小さな瓶を一本買って置いたのです。私は角砂糖の上にそれを数滴垂らし、「ハンナに渡しました。まもなく彼女の力は戻り、彼女は次のように明かしてくれました。「燃えるフォースがあなたの中で発火するためには、私は自分のエネルギーのすべてを集中させなければなりませんでした。あなたの無執着が鍵でした。あなたは犠牲を払うこと、そしてあなたの内的教師からさえ自立する事を学ばなければなりませんでした。」】


1943年7月16日(金) 青、赤、紫の色の意味・自ら始めれば援助が   

【小休止をした後、ハンナはリリとの対話の準備ができたと感じました。リリは今日は青いスカートと赤いブラウスを着ていました。】


*あなたは洋服を逆さまに着ています。


L どういう意味ですか。


*青は上に、赤は下に!
赤が青を担います。
これは又あなたの仕事に関連しています。


【リリは肉体的な’赤’は精神的な’青’を支えていることをすぐに理解しました。それから、彼女は先週、自分が教えたこととその結果について考えました。】


*結果に注意を向けてはいけません!
’だった’ということは、もはや必要ありません。
’今こうである’ことは、既に’こうであった’ことです。
そこでは、もはやあなたは何もできません。
’助ける者’は自分の注意を、’こうなる’ことが生まれるところに向けなさい。
そこはほとんど空間をとりませんが、そこからすべてのものが形造られます。


【リリは肉体的に華奢(きゃしゃ)で、しばしば健康を損ね、ここのところずっと病気がちでした。】


*あなたは疲れているのですか。


L いいえ、ただ気分がすぐれません。


*わかっています。
青が上にくると、青は更に強まります。
赤が下にくると、赤は和らぎ、弱まります。
上がると強まり、下がると弱まるように、
赤が支配的になると、弱い肉体には負担になります。
「赤」、エロス・・・は地上的な愛。
「青」は天上的な愛。
「紫」は「彼の」色です。


【「彼の」という言葉が、深い崇敬の念を込められて響きました。私は画家として、赤と青の組み合わせが紫になるということを知っています。私は’彼の’という言葉を、地上的な愛と天上的な愛を結合している「イエス」に言及していると理解しました。】

*他の質問をしてもいいですよ!


L 私は仕事への援助を受けられるでしょうか。あるいは、すべて自分の力でやらねばならいでしょうか。


*もしあなたが自分で始めるならば、そのとき、あなたは援助を受けるでしょう。


【このあとに続いた沈黙の中で、一体どのような種類の進化の可能性が私たち人間に開かれているのだろうかと、私は考え始めました。するとすぐに、私は口にしなかった質問の答えを受け取りました。】


*これは、あなたに言います。
これが人間の進化の方向です。


【これらの言葉に伴って、45度の斜め右上への身振りがなされました。人間の進化とは霊的(垂直的)な発達だけでなく、また物理的(水平的)は発達だけでもなく、その両者を同等に含んでいることを知り、私は驚きました。】


1943年7月23日(金) 火は軽やかで水は重い・コーラス隊    

【ここ一週間ずっと、私は「燃える」ということについて考えていました。金曜日の朝は庭に面している小さな部屋を花で飾ります。対話が始まるのを待っていると、ハンナは自分の背後に輝く力が半円形に集まってきているのを感じ取りました。】


*話なさい。


G 先週あなたは、’百の死’について話されました。その自分の小さな’私’を超えるため、今私は死にたいと思います。


*「超える」のではなく、「橋になる」ということです。


【私はこの内的教師がここに臨席して下さっていることに大変うれしくなり、涙が溢れてきました。】


*水で種を押し流してはいけません。


【私のすべての感情は、燃焼へと変容させなければならないことを理解しました。】


*神の火花は行為と物質の間から生まれます。


【何かとてつもなく大切なことが、私に開示されていることに気づきましたが、それがどういう意味なのかまったく分かりませんでした。しばらくの沈黙の後、ハンナは光り輝く存在を感じ続けていました。全員の目が私に向けられました。】


*我々はたくさんいます。我々はあなたに多くを期待しています。


【責任感が私の中に沸き起こり、自分の力の全てを喜んで神に捧げたいと思いました。】


G 今、私の「務め」が何であるか、大変知りたいのです。


*「務め」とは単なる言葉に過ぎません。


G 私の「務め」は何か、教えていただけませんか?


*’話す者’は言葉を見出していません。
 相応(ふさわ)しい言葉はまだ生まれ出ていません。


G それらの言葉を生み出すのは何ですか。


*あなたの深い欲求です。


G 私の奉仕しようとする欲求ですか。


*あなたの「務め」は、並外れたすばらしいものです。


【これらの言葉から放たれた波動は、全く新しい強烈な命の前触れを感じさせました。】

G 「我々はたくさんいる」とあなたはおっしゃいましたが、あなた方とは一体どなたですか。

*コーラス隊です

【語られた言葉の背後に、完全に調和した果てしない数の方達の存在を感じ取りました。そして思いました。私の師は我々人間が、’天使’と呼んでいるお方ではないだろうかと。ハンは目を伏せ、両手を上向きに変え、次の言葉を優しく語りました。】


*我々は讃美を歌います。我々は神を讃美する者です。


【私は自分の人生で初めて、神への純粋な崇敬の念がどのようなものかを感じ、静かに尋ねました。】


G あなたはいつも神を見ていらっしゃるのですか。


【素早い動きが私を制止しました。あれはあたかも何か禁じられていることに触れてしまったかのようでした。】


*あなたは自分で言っていることが分かっていません。他の質問をしなさい。


G 頭に妨害されることなく、どうやって自分のハートの声を聞く事ができるのでしょうか。


*あなたは違いが感じられますか。


G はい感じます。すべてが大変ゆっくりと動いていきます。私は今、神にお仕えしたいのです。


*あなたは、しばしば自分の道を見失います。


【ハンナは、(天使の)ためらいを感じとりました。私の前途には、気づきとさらなる意識の広がりに徐々に達する、長く困難な道がありました。私の天使は嵐が近づいていることを知っており、私が家族の重荷と自信の欠如のためにゴールに辿り着く前に打ち負かされてしまうのではないかと思っていたのです。時間は少ししかありませんでした。ハンナは心の中でこう懇願しました。「どうぞ彼女に『近』道をお示し下さい。彼女のことは私が保証します!」と。】


*よく聴きなさい。あなたの道は困難ではありません!
陽気にしていなさい。軽やかでありなさい。
話す者はそのことをはっきり表現することができません!


【炎が垂直に燃え上がるような、とてつもなく軽やかな動きのあとに、流れる水のような重たい下方への動きをして・・・。】

*火は軽やかで、水は重い。
あなたが重さを感じるなら、道から外れていることになります。


【対話の後、ハンナはそのときの言葉では言い表せなかったことを、詳しく説明してくれました。「あなたは今までに経験したことのないような幸せを見つけることが大切です。新しい微笑み、そう、軽やかさを!重さで沈むような感じがするなら、道から外れています。自分の荷を軽やかに運ぶなら、そのとき自らの道を歩いていることになります。すべてはあなた次第です。人生を完全に行ききることによってのみ、この新しい微笑みを見つけることができるのです。」と。】


*質問をしなさい。


G 私の限界はどこにありますか。


*限界はここのみにあります。


【ハンナは両手を使って、側面が閉ざされ、上が開いている円筒の形を作りました。現実の物事には限界があるが、上方への道は自由であることを表そうとしているようでした。】


G それでは、私はあなたですか。


*(笑みを浮かべて)まだそうではありません。今日はこれで十分でしょう!


【対話が終わる頃になると、ハンナはたいそう疲れてすぐに眠ってしまいました。今日はリリはここに出席することができませんでした。】

管理人よりご連絡

「天使たちとの対話」の中に、天使たちの言葉で太字で書いてあるものがあります。ミクシィには太字指定がなく、今までは改行をして示していました。
今回から、上記のように文章の初めと終わりに、このような四葉マークを付けることにしました。

そのほうが見やすいように思いました。

1943年7月30日(金) 人は天使の似姿・節度のレッスン    

【今日の対話のために私は質問の長いリストを入念に用意しました。】


*今日は長くいることができません。


【この出だしには本当にがっかりし、戸惑いながら尋ねました。】


G 質問してもよろしいでしょうか。


【静かに頷く。】


G 前回、あなた方がたくさんいらっしゃったのはなぜですか。


*あなたの仕事が増えたからです。


G あなた方は私に何を期待なさっているのですか。


*種の目が出たとき、それを知ることができるでしょう。


【この一週間ずっと自分の内面と一生懸命に取り組んだので、お褒めの言葉をぜひ聞きたいと思いました。】


G 私は種に十分に水を与えているでしょうか。


*そのことは自分で十分知っているでしょう。


【その素っ気ない答えは、褒め言葉を引き出そうとする私の欺瞞性を更にはっきりとさせるものでした。】


G 私の家族で死んだ者が夢の中に出てきました。彼らに何かすることができますか。私は彼らをどこか、ないがしろにしているのでしょうか。


*多くの死者達は弱い者達です。


G どのように助けたらいいのでしょうか。


*刈り入れることによって。


G どのように刈り入れることができるのですか。


*神は、あなたを私に姿に似せて創造しました。


【この言葉には私は深い感動をおぼえました。私は私の天使の似姿で存在しているというのです。】


G 今日はなぜ、お時間がないのですか。


*あなたに節度を教えるためです。もう一つ最後の質問にこたえましょう。


【私は書いた紙から最も重要な質問を急いで探しました。】


*時間はあります。


【ほっとすると、質問がハートから湧き上がってきました。】


G 一体どの様なところが、あなたのお姿と一番違っているのでしょうか。それが分かれば、私自身からそれをはぎ取るつもりです!


*変わりやすいことです。


G わかりませんが・・・。


*揺れ動かないようにすることです。


【私は目を伏せました。】


*私を見なさい!


【ハンナの顔つきが変わり、異次元の厳粛な威厳を帯びているように思えました。】


*私は、去ります。


【その後数分、天使の沈黙の存在を感じ続けました。その静けさの中で、私の内的教師の姿と同一になりたいという深い願望が私の内に沸きあがってきました。】


L 再び来てくださり、ありがとうございます!


*私を遣わした神に感謝しなさい!

L 自分の小さな’私’(little I)から自分を解放することが難しいのは、なぜなのでしょうか。


*あなたがよりよりものを味わったとき、
あなたはそうでないものを手放すでしょう。
あなたは押さえがたい渇きをもって、より良いものを捜し求めるでしょう。


L なぜ、自分に確信が持てないのでしょうか。何を必要としているかさえもわからないほどです。


*あなたの味覚を研ぎ澄ませなさい。
価値のない多くの食物で自分の味覚を台無しにしています。


【これはリリが過去数年間、外国の学校で身体運動についての広範囲にわたる教育法を勉強していたことに言及していると思われました。】


L 悲しくなるくらいゆっくりとしか進歩せず、またしばしば理性を失うのは、なぜでしょう。


*それらのことは互いに直接関係しています。一方は他方の結果です。
焦らないように! 私はあなたを守っています。


【リリの周りを優しく守るような仕草をしました。】


L 自分の仕事を、何と呼んでいいのか、どのような名前をつけたらいいのかさえ分かりません。


*名前は既に一つの結論です。しかし今の時点では、まだ始まったばかりです。


【リリのコースに参加する若い学生の数は、日ごとに膨らんでいきました。政治的不安定と不信感が広がり、至るところ風紀が悪化し、リラックスすることを教えることは極めて重大なことでしたが、かなり難しいことでもありました!】


L 私の仕事には、何か基本的なことが欠けているように思えます。それは何でしょうか。


*神への・・・私への・・・そしてあなた自身への信です。
注意して聴きなさい! 我々の次の集まりに備えて、あなたの仕事の本質をまとめなさい。


L ありがとうございました。


1943年8月6日(金) 恐れは弱さの避難所  7.ギッタとの対話

【’節度’ということに関する先週のレッスンの結果として、今日はあまり質問をしないことに決めました。】


*質問をしなさい。


G 物事を鮮明に見ることができません。心が弱くためらいがちです。どうしたらあなたをもっと鮮明に理解することができ、もっと十分にあたなの存在を感じることができるでしょうか。私はあなたの姿に似せて自分自身を創っていきたいのです。


*創造物はその欠点に気づきます。
しかし唯一の実在である神は、ただ直感されるのみです。
あなたの直感があなたを導かんことを!


G どうしたらあなたの言葉を私自身の中に刻み込むことができるのでしょうか。いつもそれらが薄れてしまうことを恐れています。


*恐れは、弱さの避難所です。


【私は絶対に弱いも者の仲間に入りたくなかったので、素早く抗議しました。】


G 私はそれほど恐れてはいません。


*(厳しい調子で)いや、恐れています。


G それではそこから自分を解放するよう努力します。


*努力をするのではありません。信じるのです!
信じればいいのです。そうすれば恐れるものは何もありません。


【この信とは宗教的な告白ではなく、生き生きと息づいている、何かを変容させるフォースだと感じとりました。】


*よく聴きなさい。
節度ある苦しみ(丁度よい分量の必要な苦しみ)について、あなたは何も知りません。


【子供時代から今までずっと、可能なときはいつも、偽(いつわ)るこちによって苦しみを避けてきました。しかし、本当に苦しいときは、自分を責めることによって残酷に自分自身を苦しめていたのです。】


*天からの使者として、苦悩を歓迎しなさい。
しかしそれが離れていく用意ができたときには手放しなさい。


G どのようにしたら、苦しみを歓迎しながらなおかつ喜びに満ちていられるのでしょうか。


*(ほほえみながら)良い道を行くことによって、あなた「独自」の道を。


【もっと質問があったのですが、「節度」についてのレッスンを思い出し、黙っていました。】


*言っておきましょう。我々はあなたに失望していません。


【’我々’という言葉の中に、あのコーラス隊の大勢の方々の完全に調和した響きが、もう一度聞こえてきました。ハンナは後からこう言いました。「あなたの師はあなたが節度を十便に訓練したと喜んでいました。まだ答えられていないあなたの質問には、答えが与えれるでしょう。一枚に白い紙を想像してごらんなさい。答えはそこに現れます。答えはあなたの質問の強さによって炙(あぶ)り出されてきます。】

1943年8月6日(金)  祈りは翼を持たぬ者の翼 7.リリとの対話

L 再びあなたを遣わしてくださった神に感謝します。


【’神’という言葉の後に、深い崇敬の念が辺りに漂いました。】


そして、この一週間にブダペストで受けとったすべてに感謝します。


【リリは予期せぬ援助を感じていました。】


L 私はこれらのすべてにまた感謝の祈りを捧げていません。


*あなたの仕草が、あなたの祈りです。
祈りは翼を持たぬ者のための翼となります。
あなたの翼は既に大きく成長しつつあります。


L 私の最大の弱点を教えていただけませんか。直したいのです。


*それはできません。今のところは、ただただ「歓びなさい!」


【リリは大変不幸な子供時代に苦しんでいました。彼女に一番かけているのは歓ぶことでした。】


L 私の今までの生涯で、今週ほど幸せな週はありませんでした。


*私の幼き奉仕者よ、私も幸せでした。


【リリは自分の仕事を定義づけようと試みていました。】


L 私の課題は完成していません。


*それは「完成される」ということはないでしょう。


L 何か全体的なもの、包括的(well-rounded.)なものを盛り込みたかったのですが。


*円形(roundness)は無限に属します。


L しなければならないことが、「たくさん」あると感じます。


*「たくさん」というのは錯覚です。「たくさん」と感じるなら、それはあなたの間違いです。「たくさん」はありません。為されるべきことはたった「一つ」です。


【天に捧げものをする仕草をする。】


*神に祝福あれ!


【この対話の間、言われることすべてを書き留めることができないと思う瞬間がありました。しかしそうしたとき、リリの師は次の話題に入らず、私が追いつくまで待っていてくれました。このようなことが数回起きました。これは、記録することが(師に)望まれていることを意味していると思えました。】

1943年8月13日(金)  物質は神の子ども・真の感情とは 8.ギッタとの対話

【対話が始まる前に、私達は全員しばしば印象的な夢を見ました。'普通の夢'と区別するために私達はこれらの夢を’教えの夢’と呼びました。その夢の一つひとつが私達全員に強い影響をもたらしました。朝食のテーブルで全員でそれらの夢について話し合い、そのなかに隠されている意味を解き明かそうとしました。特に、ハンナの夢はしばしば普遍的な主題に関するものでした。時が経つにつれて、私はますますそのことに気づくようになりました。】


*質問の時間が来ました。


G 昨晩、新しいホスチア(*訳注)の夢を見ましたが、その夢の意味が理解できません。
(ホスチア=聖さん式のパンを意味をするが、薄いウエハスのようなもので、通常のパンのイメージとは違う。)


*その聖さん式のパンは造り出されたイメージです。


G その夢の中の物質は大変重要に思われましたが、それさえも私には不鮮明です。


*注意して聴きなさい!人間の罪、アダムの罪は、物質を呪われたものにしたことです。
その呪いが解かれるとき、それは再び神聖なものとなるでしょう。
*物質は神の子どもです。


G 二元性を超えられるほどに信を強め、自分を高めるには、どうしたらいいのでしょう。


*弱いのはあたなの信ではありません。あなたのヴィジョンです。


G 分かりませんが。


*あなたはものを見ますが、「輝き」ません。あなたの目は見るように作られていません。


G 外側ばかりに目を向けすぎているというのですか。


*そうではありません。全く違った角度から見なさいということです。変容しなさい!


【稲妻のように素早い手の動きがあり、今すぐ完全に変化しなければならないという感覚が伝わってきました。】


G 私はしばしば愛することができません・・・。家族では非常に苦労します。


【左手を上げながら】


*創造物は愛を切望します。


【右手を上げながら】


*創造物は愛します。
この2つのものがあなたの中でバランスが取れていません。
この状態はこれからも長く続くでしょう。


G 先週、あなたが言ったように、白紙にあなたの答えが現れるのを期待していましたが、答えは別な形でやってきました。


*(微笑みながら)あなたの間違いは形のみにこだわったことです。


G その通りです。しかし、あなたはそれでも私に答えてくださいました。


*真なる質問は自らその答えを生み出します。


【後になってハンナは私に警告しました。「一瞬たりとも、あなたの天使の力に頼ってはいけません。あなたの火だけが答えを呼び起こすのですから。」】


【沈黙の後に】


G 今も、私の目には感情の涙が溢れています。あなたは感情が好きでないことをよく知っているのですが・・・。


*私からあなたを引き離しているのは、まさにそのような感情です。
私はそのレベルまで降りていくことができません。
真の感情とは別のものです。それをすぐに教えてあげましょう・・・さあ、共に祈りましょう・・・。


【我々は全員静かに祈り続けました。私の心は高まり、深い平安に満たされました。】


*まさに、「これ」が真の感情です。神の祝福あれ!


1943年8月13日(金)  あなたを見いだすのは神8.リリとの対話

L 再び来てくださり、神に感謝いたします!


* さあ、話なさい、聴いています。


L 一人でいるときは、すっかり自分を解放していいのでしょうか。


* 上方にのみ解放しなさい。


L しばしば絶望し、半分に引き裂かれるように感じるのはなぜなのでしょう。


* あなたは片方の半分といつも結びついているわけではありません。
しかし「一つ」になることから遠くにいるわけでもありません。あなたは進歩しつつあります。


L 私が小さい子ども達を教えてもいいのでしょうか。


* あなた自身が子供です。何が問題なのですか。


L 私は子供たちと十分に触れ合うことができないのです。


* 分離するヴェールがあるからです。そのヴェールとは、知っているということです。
私を信じなさい。
大人と子供の「違いはありません」。


L 私が滅多に子供になれないのは、なぜですか。


[m:228]* 神を知りなさい。
そうすれば、再び幼子になれるでしょう。[m:228]


L 未だに神を見つけようと一生懸命努力しています。


[m:228]* あなたを探し出すのは、神です。
「神に」、あなたを見いだしてもらいなさい。[m:228]


L それは大変難しいことです。


* それはあなたの仕事です。他の人もそれを学べるようにあなたが手助けしなさい。


L 今感じているように、いつでも幸せで充実した気持ちを持ちたいのですが、しばしばただ味気なく感じます。なぜなのでしょう。


* 芽がまだ小さいからです。もっと話しなさい!


L 街に戻るのが怖いのですが・・・。


【リリは週末だけしかブダリゲットで過ごしませんでした。ブダペストの暗い政治的雰囲気が、不穏な動きを引き起こし、住民すべてに大きな影響を及ぼしていました。】


* あなたは何を恐れているのですか。


L 街の雰囲気に引きずり込まれそうな気がします。私は十分に強くありませんから。


* 恐れてはいけません。私があなたを助けているではありませんか。我々は共にいます。
街は空っぽの貝殻のようになってしまいました。
中身はもはや存在しません。
街は呪いの塊(かたまり)です。
そこにある塵(ちり)一つさえ呪われています。そこではなにも育たないからです。
しかし、あなたの中で芽が成長しています。
それを大事に育てなさい。
あなたの心を持ち上げるのです。


【リリは自分の人生で初めて、本当の祈りの力を感じました。彼女は突然涙を流し始めました。】


* 神がいかに近くにいるかを知りなさい!
あなたが無限の中に自分を持ち上げるなら、我々はいつも共にいます。

1943年8月20日(金) 適切な瞬間に行動する事が「永遠」に触れること  

【昨晩夢を見ました。私が果てしない平原に立っていると、とてつもなく力強い美しい白い馬が現れ、それと同時に、らせん状の小道が高台のほうにうねりながら伸びていきました。その白い馬が私をその高台に連れて行ってくれるだろうと感じていました。】


* 用意はできています。


G 白い馬は何を意味しているのですか。


* その馬に乗れるようになりなさい。


G どのようにしてですか。


* 馬より軽くなることによって。


G そんなに重いのは私の中の何ですか。


【対話の間、通常ハンナが使う言葉は、ハンガリー語のルーツになった元ハンガリー語に近い、この上なく美しくシンプルなものでした。しかし次の場合、伝達内容に対して、ハンナは平凡な俗語表現しか思い浮かばす、私の天使はこの表現を渋々、受け入れました。】


* 詐欺師に’一杯食わされて’はいけません。


【昨日、私は非常に批判的だったことを思いだしました。】


G ああ、昨日のことですね。確かに、私は罠に落ちました。これから先、どうやってそれを避けることができるでしょうか。


* もっと[m:228]目覚めなさい![m:228]
質問をしなさい。


G どうしたら私の絵が新しい光を放ち、それらを見るすべての人々の中に、光への希求を喚起することができるでしょうか。


* 光はあなたを通して輝きます。
あることを話しましょう。
[m:228]光(LIGHT)[m:228]は軽い(lifht)と同じ言葉です。
それらは同じように聞こえますが、
言葉の重み、響きは異なります。


G 絵を描き始めるべきでしょうか。


* 絵はきっと成功するでしょう。
あなたが絵を一枚描く毎に、上に向かって一歩進むことになります。
底の所から始めなさい。飛ぼうとせずに!
「あなた」には翼がありますが、他の多くの者にはありません。
今、それが理解できますか。


G はい。今は、理解できます。


【私は幸せでした。ハンナも私の天使が歓んでいることを感じ取りました。】


* 我々はすでに二人で話し合うことができます。
質問しなさい。


G どうしたら、私の行うことすべてが神への捧げ物になるのでしょうか。


* 自分自身のためではない、あらゆる行いが神への捧げ物です。


G どうしたら、私自身が小さい’私’(little I)から解き放つことができるでしょうか。私はそれを軽蔑しているのですか。


* それを軽蔑しないことによって。


G 私は肉体を意味しているのではありませんが・・・。


* あなたが言わんとしていることは、私には完璧に分かっています。
明白なのは、あたなはそれを恐れているから軽蔑するということです。
小さい’私’は、私と同じやり方であなたに教えています。

[m:228]呪われた者を愛することを学びなさい。
そうすれば、あなたは自分にあった場所を見いだすでしょう。[m:228]


G 私に合った場所を見つける一番の早道は何ですか。


* [m:228]急がないことによって。[m:228]
急ぐ者は死の方向へのみ急いでいます。


【そう言いながら、ハンナは庭の方を指差しました。そこではヨゼフが本を読んでいました。】


* 彼はぐずぐずしています。


G 誰がですか。


* 「息子」です。名前を告げることはできません。


【私達に与えられた名前は、私達の深遠な内的生活を表す本当の名前ではないことに気がつきました。】


* [m:228]急いでいると、あなたは前方から死へと近づき、
ぐずぐずしていると、後方から死に近づきます。
適切な瞬間に行動するとき、あなたは死を知りません。[m:228]


【ハンナに語られたことについてのイメージを見ました。命は、振動している垂直の線であり、もっと鋭利に研がれた剣の刃のように繊細でした。正しい瞬間に行動することにより、私達はこの線となり、「今、ここに」あって生きています。私達が急ぐなら、私達は未来にいることになり、それは「前方からの死」を意味し、ぐずぐずしているなら、私達は過去にいることになり、それは「後方からの死」を意味します。適切な瞬間に行動することが、「永遠」に触れているということなのです。】


* 今日はこれで十分です。
あなたは創造することができるでしょう。


【両手が私の両手にかざされ、私はそれを通してフォースが伝わるのを感じました。】


1943年8月20日(金) 歓びの中にだけ私(天使)はいる  

L お尋ねしてよろしいですか。


* (よろしいという仕草)


L 先週ブダペストで受けたレッスンが理解できません。


【新しい芽が彼女のどの生徒との中に吹き出すのかを、リリは感じ取ろうとしていました。】


* [m:228]判断してはいけません。[m:228]

  神は駆り立てるフォースです。
  種がそこにあるなら、それは芽を出すでしょう。
  それがどこにあるかを探そうとしてはいけません。
  あなたの判断は必要ありません。


L ありがとうございます。また昨晩の夢をありがとうございました。


* 夢を見ることよりも、目覚めていることのほうがもっと大切です。


L 目覚めていることを切に願っています。


* [m:228]あなたは夢のなかの存在です。[m:228]


L どういう意味でしょうか。


* [m:228]夢はイメージです。あなたもまた一つのイメージです。[m:228]
  [m:228]しかしまもなく神があなたの中で目覚めてくるでしょう。[m:228]


L どうやって私は家族の者を助けることができるでしょうか。


* あなたは大勢の家族を持っています。
  神があなたを通して助けるでしょう。
  信頼しなさい。


L 毎朝、背中と首に痛みを感じるのは、なぜなのでしょう。


【望まれぬ末っ子として生まれたリリは、生まれたときから家族に抑圧されてきました。今、天使によって’真の家族’、人類がすべて家族であることに気づかされました。】


* あなたは「無価値な者」の前で頭を垂れることを余儀なくされました。
  「神」-「価値のある」唯一の方ー の前で頭を垂れるなら、
  あなたは、再び背を真っ直ぐにすることができるでしょう。


L どの様な肉体的病気にも精神的原因はあるのですか。


* 木は果実をつけます。良い木はおいしい果実をつけます。
  物質は良くも悪くもありません。
  それは本質的に不活性だからです。

  [m:228]あなたの背中の痛みは、あたなの背中に根本的原因があるのでありま  せん。[m:228]

  さあ、次は私が質問をする番です。
  最近、どのようなことに幸せを感じました。


L 私の夢、街で良い日に、そして何にましても、あなたにです。


* [m:228]歓びの中だけ、私はいます。[m:228]
  神からの祝福はあらんことを!


(了)

真の感情は不動     1943年8月27日(金)

【ついに、歓びの中で待ちわびた週が巡ってきました!】


* 共に感謝を捧げましょう。


【輝くような微笑みを浮かべて】


* 今日は楽にここにいられます。


【ハンナが後に私に語ったことによると、一番最初の対話の間、私の師が降下して、我々のこの濃密な待機に身を置くことが、どれほど難しいことだったかを、彼女はしばしば感じ取っていたということでした。今、私の歓びがそれをずっとたやすくしたのです。近くにあるコップの水を指差しながら・・・・】


* 水は私をあたなに近づけます。
 「水」が私にすることを・・・「火」があなたにします。


【私が喜びの中で燃えあがれば燃えあがるほど、私は天使に近づきます。しかしそれに応じて、天使の火は私が耐えられるように、水で弱められなければなりません。そのことを私は理解しました。】


* 私に聞きたいことは何ですが。


G 愛する人に触れるとき、フォースが目を通してではなく、両手を通して流れるのをしばしば感じとるのですが、それはなぜなのでしょう。


* そのことについて説明しましょう。
  あなたは下から上に向かって努力をしています。


【手で円錐形を作る。】


* あなたはこういう形に造られています。
  下方が強く・・・
  頂点の方にいくにつれてどんどん細くなるように。
  物質は不活性なものです。
  それを高めることがあたなの仕事です。


【目を指しながら・・・】


* 物質と霊はここで出会います。
  物質はこのレベルまで高める必要があります。
  なぜならここで物質は発火し、目を通してその光と熱が放射されるからで   す。


【喉を指しながら・・・】


* しかしここで、その上昇のフォースが感情によってブロックされ、
  そのフォースは水となって元の場所へ逆流してしまいます。
  喉から目にかけて、
  物質はますます精妙になっていきますが、それでも依然物質のままです。
  通り道をきれいに空にしておきなさい!


【沈黙】


G まだ適切なときに行動を起こせないのですが。


* なされるべきときには声があります。
  あなたはそれを聞く耳があります。目と閉じなさい!


【私がそれに従うと、耳を通してフォースが流れ込むのを感じました。】


* 今から、あなたはもっとよく聞こえるようになるでしょう。質問しなさい。


G 私は十分に愛せないことに苦しんでいます。


* なせだか分かりますか。


G 絵を描けなかったからかもしれません。


* あなたが絵を描けなかったのは、「愛すること」ができなかったからです。
  [m:228]あらゆる誠の行いは愛から沸き起こります。[m:228]
  心に留めておきなさい! ’名のないもの’があなたを迷わせました。


【何のことを言っているのか、私はすぐに気がつきました。昨日のこと、二人の若い学生がブダペストからブダリゲットまではるばるやって来て、突然私どもの玄関に現れたのです。私は次の対話に備えて、’森の中で天使のためにうたう’目的で、外出しようとしている矢先でした。しばらくためらいながら、私はその若い訪問客の相手をハンナにまかせて、外出してしまいました。しかし当然ながら歌うことができませんでした。すべては意味のないことのように思え、強烈に虚しい感情に襲われ、私の天使と接触することは全くできませんでした。】


* ’名のないもの’はあなたを迷わすために、「私の」姿さえとることができます。


【昨日の件で、自分が心ない振る舞いをしてしまったことが、明白になりました。私は真の内なる師と、偽りのものとの違いを感じ取ることができないという恐れに捕らわれました。】


* あなたはこの’名のないもの’が何であるか、ハートで認識できます。
なぜなら、その名は「空虚」だからです。


G 空虚や無意味さは罠であることを知ってはいますが、まだそれらに落ちいってしまいます。


* それが罠だと「分かる」瞬間では、もう遅すぎます。すでに通り過ぎています。止まるべき時に止まっていません。


【そのとき、私はこう気づきました。私の意識はいつも外側に向いているので、この’名のないもの’が私の中に忍び込んでも、それが私の外側にはっきり現れるまで気がつかない傾向にあるということです。しかし、注目を内側に向ければ、前もって危険性を予測でき、自分自身を守ることができるのです。】


* 質問しなさい。


G どうして目の中に燃えるような感覚を持つのでしょうか。


* あなたが泣いているからです。
生きているものはすべて、燃焼するために水を必要としています。
あなたの燃焼は始まっていますが・・・あなたはまだ泣いています。
それで水が不足するのです。


G 真の感情とそうでない感情の違いは何ですか。


* 真の感情は内部において「不動」です。
しかし、あなたは初めに「これ」を愛し・・・次に「あれ」を愛す・・・という具合です。


【波に動きを表すような仕草をして】


* 水は波になって動きます。

[m:228]真の感情は不動であり、
すべてのものを愛し・・・そして「輝き」ます。[m:228]


* あなたのしるしは[m:228]太陽[m:228]です。
太陽は不動であり、あらゆる所を照らします。
今語っている太陽は、あたなの目で見える太陽ではありません。
それも太陽ですが、イメージにすぎません。
話しなさい!


G 一瞬、自分の仕事をはっきりと感じられたのですが、次の瞬間ふたたびすべてがぼやけてしました。


* [m:228]この瞬間が永遠へと続きます。[m:228]
[m:228]始まりもなく終わりもありません。[m:228]
[m:228]「あなた」が揺れ動いているだけです。[m:228]
最善の努力を尽くしなさい!
私がいつもあなたの像をたずさえて、
それをコーラス隊に示します。


【ハンナは私の透明な像を見ました。それは私の天使がそれ以前の幾重にもなった透明な像に重ね焼きしたものです。そのため、週毎に私が経験するいかなる変化もはっきりと見て取れるのです。私の幾重にもなった像は、天使のコーラス隊が形成する大きな円錐形の中央に置かれ、すべての目が今その像に注がれます。非難も批判もなく、ただ、[m:228]「貫いてみる」[m:228]だけです。上からは、つまり円錐形の頂点からは、「神の凝視」が光っています。】


* 神の祝福はありますように!


【次の日、ハンナは私にこう説明しました。「あなたの感情そのものは、もちろんなくてはならないものです。しかしそれらの感情に、今までと違った新しい対処の仕方を見つける必要があることを、あなたは分かっているでしょう。もし上昇する感情が高まりきれず、抑え込まれてしまうなら、それらの感情は喉のところで詰まって、窒息させられてしまいます。それらの感情が目に至る道をそのまま自由に上昇すると、その感情の最初の力は弱められて涙になります。しかし感情が喉のレベルに辿り着いたとき、その感情を神のみもとに捧げるなら、その感情のフォースは光へと変容し上昇し、目を通して輝きを放つでしょう。」】


「多」 人数は希薄で 「少」 人数は神に近い     1943年9月3日(金) 

【今週はとてもつらい週で、私は自信をなくしていました。私達は長い間座って待っていました。私の師は私に接触するのに、今日は苦労しているとハンナは感じました。】


* 話しなさい。


G あなたが来て下さったことを神に感謝します。どうぞ真実の祈りを教えてください。私の気持ちが水の高さを超えられますように。


* その真実の祈りの別の名は「捧げる」こと。私はあたなに偉大な法則を説明しましょう。


[m:228]それぞれの小さな細胞が祈ります。
そしてすべての細胞の祈りがいっしょになって
真の感謝になります。[m:228]

これがわかりますか。


G 完全というわけには・・・。


* あなたにとって、自分自身を高めることが難しく、
私にとって、私自身を低くすることが難しいのです。


G (絶望して)そうあってほしくありません!あなたがもっと楽になるよう、できるだけ多くのことをしたいのです!


* 「多」を企ててはいけません!あなたの仕事は「少」なのです。
「少」は難しいのです。
「多」と「少」の違いは理解しなさい!
「多」は水っぽく、希薄です。

【下に流れるジェスチャー】

「多」人数は希薄です。
「少」人数のほうが神に近いのです。
そして神は「一つ」です。


【長い沈黙】


*あなたの心を高めなさい。今日はここにいるのが楽ではありません。


G 今週は前より少し多く愛すことができました。でもまだ私が切望しているものにはほど遠いのです。


* 月は太陽が照らす時のみ、輝きます。
しかしあなたは月ではありません。
輝くことを要求されるまで待ってはいけません!
[m:228]あなたの月は暗いのです。[m:228]


【私は心の目で、自らの光線をむさぼり食う太陽が見えました。このイメージの強烈な恐ろしさに耐えられませんでした。】


G なんて恐ろしいのでしょう!


【ハンナは肉体的なはっきりした理由もなく、心臓が刺すように痛むことがよくありました。彼女は自分が質問でできないことに、私は困惑していました。】


G 友人の痛みをどうしたらよいでしょう・・・。


【禁じるジェスチャーが私を遮りました。】


* あなたには信がまだないのですか?!
あなた方二人はこの仕事で結びつけられています。
個人、宿命、運命、でき事・・・は海の波の泡でしかありません。


【私は聞いたことに驚愕してしまい、口をつぐんでしまいました。】


* あなたには質問が2つ残っています。


G 太陽が私の印です。このことは分かっていますが、まだそれを生きていません。


* あなたはまだ耳だけで私の言葉を聞いています。


G 昨日どうして私は「あなたの為に歌うこと」ができなかったのでしょうか。


* それは、私があなたから遠くにいたからです。


G 私が悪かったからでしょうか。


* それは罪ではなく、試練でした。
私達がいつかは一つになる場所に、私はいました。
そこまでの距離があなたの仕事の大きさを示しています。
何も隠れているものはありません。私達には、あらゆるものが見えています。
どんな小さなことにおいても神の法則を敬いなさい!


【自分の仕事の大きさを悟って、私は自信をなくしました。】


* 喜びなさい!あなたにはそうしていい理由がそろっています。
すべてが試みです。
慰めてあげましょう。あなたは形をとり始めています。
私はいつもあなたと共にいます。

1943年9月3日(金) 深みへの鍵それは「仕事」 

【先週の対話に出られなかったリリは、問題を抱えており、落ち込んでいました。】


* あなたの重荷を下ろしなさい!


L 何のことでしょうか。


* 今週は大変でしたか。


L とても大変でした・・・。


* 重くのしかかるものはすべて重荷です。


L なぜこんなにひどく落ち込んでしまたのでしょうか。


*助ける者は深みに陥ります。

[m:228]深みへの鍵をあげましょう。[m:228]
[m:228]その名は仕事です。[m:228]

あなたは選ばれました。
あなたはいつも落ち込めますし、
いつもはい上げれます。
ただあなた次第です。
このことが分かっていますか。


L はい、分かっています。この恩寵(おんちょう)に対し、神に感謝します。


【祈りに満ちた緊迫した沈黙が続きました。驚きと共に、私は言葉の力を発見しました。リリが’神’と言う事場を発音するとすぐに、彼女の天使は深い崇敬の念に満たされ、同時にリリも全く自然に天使と同じように崇敬に満たされました。】


* あなたの一つひとつの考え、祈り、行動をあなたに伝えるのは私です。
これを忘れてはいけません!
あなたが行動するとき、私はいつも傍(かたわ)らにいます。

[m:228]あなたの行動の一つひとつは、
あなたが私の代わりに行っているのです。
気をつけなさい!私の姿を損なってはいけません![m:228]

私達を引き離す壁が一つだけあります。
私はそれを’騙すもの’と呼んでいます。
それは、あなたの’偽りの自分’です。
鍵を忘れてはいけません!

[m:228]あなたが私と行動するなら、
あなたの行動の一つひとつに私がいます。[m:228]

多くの試練が待っています。
私はいつもあなたと共にいます。


1943年9月10日(金) 正しい行動は時間を超えて・無時間について

(今日私たちは皆とても幸せでした。ヨゼフが初めて私たちの対話に参加し、黙って対話を聞いていました。彼は私たちの記録を読み、それらが本当の糧になると感じたのです。)


ー 神の名において、私は待っています。


G 昨夜の夢をありがとうございました。それから学ぶことができましたが、まだ『無時間』ということがわかりません。


ー あなたが知りたいのは何ですか。


G あなたから無時間について既にお聞きしているので、今までに分かっているべきなのですが。


ー 『まだ』も『既に』も時間です。
  私はあなたに教えていますが、「まだ」あなたにはわかっていません。
  そのことが私たちを隔てています。

G どのようにすればこの距離に橋を架けることができるでしょうか。


ー [m:228]中央にいることによって。
  [m:228]正しい時の行動は
  [m:228]時間を超えた行動です。

  そこだけに私はいます。

  そこでは、あなたは頭ではなく心で理解するでしょう。
  分かりますか。


G (大いに喜んで)はい、わかりました!


ー 「今」あなたは心で聞きました。
  無時間と言うのは今のことです。あなたは「正しい時間」に私を待っていました。


(リリのほうを向いて)


ー 『助ける者』を祝福します。


(この祝福で私は喜びで満たされました。)


ー あなたの喜びは、私はここにいることを容易にします。質問しなさい!


(私は最近心の中で強烈な青い光を見ていました。)


G 青い光はなんですか。


(突然、感じる身振り。私はこの強烈な青い光の中で生きることができる時まで、この質問はしてはいけないと感じました。)


G あなたがここにいてくださって、とても幸せです。


ー [m:228]限りのない恩恵に感謝しましょう。


(沈黙)


ー あなたに教えましょう。あなたの印は太陽です。
  目を閉じなさい!


(私はそうしました。)


ー あなたは太陽が見えますか。


G いいえ。


ー 太陽を想像してご覧なさい!それで十分です。
  今は見えますか。


(目が眩むほど輝いている荘厳な太陽を想像しようとしました。私の師は私の目の前に円を描きました。)


ー さあ、太陽が見えますか。


(目を閉じたまま、探るように目を回した時、私の顔はこわばってしまいました。)


ー あなたは必要以上に、「見たい」と思っています。


(新しい円を描きながら・・・)


ー さあ今度は・・・太陽が見えますか。


(心の中に、雲一つない太陽が現れるのが見えました。)


G はい。


ー よろしい。その像ははっきりしていますか。


(太陽の像は不安定に揺れました。)


G まだです。


ー あたなはまだ強く望んでいます。はっきりとしたら私に言いなさい。


(像がはっきりとして来ましたが、私は落ち着かず、重苦しく感じました。)


ー 落ち着きなさい!


(三番目の円を描いて・・・)


ー さあ今度はどうですか。


(太陽だけに集中し、他には何も見えませんでした。)


ー 像がはっきりしたら、目を開けなさい!

  [m:228]感じたり、望んだり、要求するのは一時的なものです。
  [m:228]それらの終焉があなたの道の目標です。


(太陽の像は今や完全に明確になり、それから次第に消えてゆきました。)


ー 今あなたは到達しました。


(私は目を開きました。)


ー 気をつけなさい!あなたはもう滑りだしています。


(私自身がより濃密は層に沈み込むのを感じたとき、やっと自分がそれまでいた所がわかりました。)


G はい、わたしは滑っています。


ー いずれわかるでしょう。
  あなたと私の双方にとって、今はまだ難しいのです。


(私はほんの短い一瞬、今までには知らなかった強烈な命に到達したことを、直感的に悟りました。しかしまだ十分に覚醒していない感覚では、それをはっきりと認識することはできませんでした。したがって、私には絶対的な空虚感だけが残されました。このことは、その状態が当たり前になるある状態に、初めて達したということなのでしょうか。ハンナはあとで、私がいくつもの巽なる層の中にいるのが見えたと言いました。その一番下の幾つかの層は非常に濃密で、その上には、もっと明るい幾つかの層があり、一番上には半透明の層があると説明しました。彼女は更に、「普通あなたは感情や思考のこれらの層の中で、上がったり下がったりしています。しかしあなたが一番上の層より更に上に行くのに成功したとき、あなたは無時間に中にいます。その瞬間が永遠なのです」と付け加えました。)

(沈黙)

(私の師は身振りで水を要求したので、私はハンナにコップを渡しました。彼女は水を飲むと重くなり、私の天使の降下を容易にしました。)


ー 水はなんと重いのでしょう!質問がありました。


G 私はどような点まで「異教徒」なのでしょうか。


ー あらゆる点で異教徒でいなさい。
  それらがあらゆるものの根っこだからです。
  あなたは今花を咲かせるべきですが、根がなければ花は咲きません。
  あなたは間違いを犯しています。
  そこ、つまりあなたが感じていないところは、あなたが異教徒でないところです。
  そこではあなたは「腐って」います。
  それを捨て去りなさい!


(私が感じないところ組織が死んでいるとわかりました。後でハンナは「騙す者」は無感覚の中にいると言いました。)


ー あなた方皆に言います!秘密のドアに気をつけなさい!
  そこに「敵」が潜んでいます。
  今日「話す者」は「騙す者」の犠牲になるところでした。
  そこでは、私たちはあなた方を「助ける」ことができません。「警告する」ことしかできません。
  別の質問がありますか。


G あらゆる行動で神を讃えたいのです!どうしたら絶えずそれができるでしょうか。


ー 今日あなたは、「絶えず」同じ質問をしています。
  「絶えず」は、まだ時間です。
  神を讃えることほど美しいことはありません。
  さあ、神を讃えましょう!


1943年 9月17日 金曜日13 ギッタとの対話   新しい鐘が鳴るとき・青い水の意味

(私達は静かに座って、私の内なる師が来られるのを待っていました。外では、村の教会の鐘が鳴り始めました。)

― 注意深く聞きなさい!
この鐘の響きは準備のために鳴らされています。
新しい鐘が鳴らされるでしょう。
「あなた」がその鐘なのですが、
あなたはまだ古いやり方で鳴ろうとしています。
暗い-明るい、 悪い-良い、 冷たい-温かい、と。

(これらの言葉には前と後ろに揺れる身振りが伴いました。)

― これは耳だけに語っています。
新しい鐘はまだ響くことができません。
古い鐘がまだ揺れているからです。
その揺れが止まるとき、
「その時」新しい鐘が響き渡るでしょう。


(これらの言葉に深く感動して、涙が溢れてきました。)


― 古い鐘はまだ揺れていますが、
これはミサの「始まり」です。


(長い沈黙。水を要求する身振りに応えて、私は喜んでそれを差し出しました。ハンナが飲んだ後)


― さあ、「あなた」も飲みなさい!


(驚いて私は従いました。私の天使の目を通して、ハンナには水に青い光が映っているのが見えました。私が水を飲んだとき、彼女は青い光が私の体を通って最も細い血管にまで流れ込んでいるような印象を持ちました。)


― 心が頑なになっているときや、
心の中で何かが遮られているとき、
この水を思い出しなさい。
それはあらゆるものを溶かします。それを感じますか。


(私はすばらしい気持ちになりました。これは神の恩寵に違いありません!)


― あなたは私に「下」からの水を与えてくれました。
私はあなたに「上」からの水をあげましょう。
渇いているすべての人にあげなさい。
そうすると「上」からの水がいつも流れるでしょう。
あなたが与える水の一滴一滴は、すべて神へ捧げられます。

私はあなたに答えるために来ました...。


(私は青い水のこの体験にまだ圧倒されていました。そして尋ねようと計画していた質問のすべてはその重要性を失いました。)


G たった今起きたことで、私の質問にはもう答えていただきました。


― あなたにはまだ3つ質問があります。


G 最近の夢の中のヴェールの意味は何ですか。


― ヴェールはゆっくり消えていきます。
それは今までのもの、過去の子供です。
あなたの夢は過去と未来で織られていましたが、
どちらも重要ではありません。

今大切なのは「現在」だけです。
他のすべてのことは、
海面の小さな波にすぎません。

G なぜ、私はいつも不安定なのでしょうか。

― 神だけが唯一の確信です。
あなたがこれを常に忘れなければ、
あなたの中のどのような不安も確信に変わります。

G 私をあなたから隔てているものの中で、私の最も醜いものはなんですか。
(私の目と目の間の皺を指す急な身振り)

G この皺? 意志ですか?

― 強いることです。

G なぜ、私は自分に強いるのでしょうか。

― あなたがまだ古い着物を愛しているからです。
一度、卵の殻が壊れると、
もはや何の役にも立ちません。
水を忘れてはいけません!
それはあなたの中の固く硬直したものをすべて溶かします。
(リリの方を向いて)
― 質問がありますか。
L 右手と左手の違いはなんですか。

― 右も左もありません。
行動するのは手でなくてハートだからです。
それは「一なるもの」です。
ハートが行動しないそのときには、
両手がとり残されます。
私達はあなた方に満足しています。
天はあなた方と共にいます!

1943年9月17日 金曜日 13  リリとの対話 支えに寄りかかるな・種を蒔く人・障害の真の意味


― 共に喜びましょう!

L 熱心に何かを始めてもすぐに止めてしまうのは、なぜでしょう。

―長距離競技では、
良い走者は始めから速くは走りません。
走者は力を集中させますが、
その集中力はスタートからすぐには現れません。
何事も始めは集中です。発散ではありません。
卵にどのような微少な穴があっても、鳥は生まれません。

L どのようにしたら、卵のこの穴を察知できますか。

― 理解するのは難しいですが、説明しましょう。
問題は「穴」ではなく・・・時間です。
穴は未熟で成長していないものだけに害を与えます。
(沈黙)


― 注意して聞きなさい。種を蒔く人が種を蒔きます。
あなたは‘助ける者’です。
あなたは種を「2つ」に割ってはいけません。
それを「一粒のまま」深く埋めなさい。
そうすればそれは熟して
非常に多くの実をつけるでしょう。
「それ」をあなたは分配することができます。

しかし種は地中に深く...深く埋めなさい。
そして非常に長い間、土でそれを覆っておきなさい。
あなたは、「今すぐ」種を分配しようと待ちきれないでいます。
これは間違いです。
あなたが生まれてきたこの大地のように我慢強くありなさい。
そうすればあなたは非常に多くの実をもたらすでしょう。

(沈黙)

― あなたに教えましょう。
仕事をするときは、調和に注意を払いなさい!

L 私自身の調和にですか。

― いいえ、あなたの生徒の多くはみんな一緒にいますが、
互いに属しているわけではありません。
しかしすべての生徒はあなたに属しています。
彼らを整えなさい!頭でではなく、
ハートででもなく・・・謙虚さで整えなさい。
神がすべてを整えて下さいます。



L 都会にいるときと、田舎の自然の中にいるときでは、なぜこのように違う感情を持つのですか。

― 生きているものすべてに、2つのフォースが宿っています。
命のフォースと死のフォースです。
一つは建設し、他方は破壊します。
あなたは創造の中の一つの創造物であるだけではありません。
あなたもまた創造し破壊します。
他のすべてのもの以上に「あなた自身」をです。

L 創造するのがとても遅いように感じますが...。

― あなたが完全に仕事を神に委ねるなら、
遅いとは感じないでしょう。

L いつも私を妨げているのは何でしょう。

― いつもそうだというわけではありません!
あなたに何も妨げるものがないなら、
そのことにこそ気をつけなさい!
あなたが「一度」経験したことは、「いつでも」できます。
心配してはいけません!妨げるものは、
また強めるものでもあります。
障害が大きければ大きいほど、
あなたは自分の力をますます信頼するようになります。
障害の大きさは罰ではなく、信頼(の証)です。

(我々全員に対して)

― 注意しなさい!
どのように深くても「道」でない深淵はありません。
どのように高くても「道」でない崖はありません。
どんなに曲がりくねっていても「道」でない迷路はありません。
あなた方が恐怖や恐れに惑わされませんように!
あなたが信を持っているなら、水の上だけでなく
何もないところ、暗い虚空の上も歩くことができます。
恐れてはなりません!そして次のことに注意しなさい。
決して支えを求めて、寄りかかってはいけません!
最も確実な支えのように見えるものが、
最も暗い虚無になります。
支えを掴まないように。
さもないとあなた自身が虚無になってしまいます。


決して裏切らない支えが一つだけあります。
「唯一なるもの」


なんとすばらしいのでしょう。
虚無の上にあなたが刻む一歩一歩が
「花咲く島」になるでしょう。


その上に他の人々は足を踏み出すことができます。
しかし、その道に古いものを持っていってはいけません!

虚無は虚無を引きつけます。

あなたの道を裸のままにしておきなさい。
これまでに見たことがない新しい装いがあなたを待っています。

(リリへ)
― 同じようにあなたの仕事の古いものを投げ捨てなさい!
完全に新しいものを求めなさい!
裸であることを恐れてはいけません。
あなたが古いものを取り除かないと、
新しい装いを身につけることはできません。
神は野の百合を装われます。
あなたが信を持つとき、
どうして神があなたに新しい装いをさせずにおきましょうか。



L いかに古いものが私を邪魔しているか感じますが、まだ新しいものがはっきりと見えません。

― 見るのではありません。信を持ちなさい!
初めてするときのように、仕事を始めなさい!

L ただそれができさえしたら...。

(リリを祝福する印)
― あなたにはできます。
‘話す者’は疲れています。
彼女は難しい仕事をしましたから。最後の質問をしなさい。

L 自分を進歩させるには、どこから始めたらよいでしょう。

― 私がこれからあなたに言うことは、奇妙に聞こえるかもしれませんが...。
化粧をしてはいけません!
本当の色がいつも与えられます。

(リリは疲れると顔の青さを隠すために、頬に紅を塗っていました。)


― 化粧は隠します。授業中に疲れても、
恥じてはいけません。そうすれば疲れは消えます。
決して化粧をしてはいけません。
本当の色はいつもあなたに与えられるからです!
何も隠すことはできません。あらゆるものが明るみに出されます。

1943年9月24日 金曜日14.ギッタとの対話  唯一の目覚めは神の中に


― 神に挨拶をしましょう!
喜んであなたの話を聞きましょう。
私はハンナのことが心配でした。彼女が最近担っている荷は
極めて重く、全世界の悲惨さを敏感に感じていました。

― 心配してはいけません!
‘話す者’は今は気持ちが軽くなっています。
質問を持ってきましたか。

G はい、本当の謙遜とは、どのようなことですか。

― それはたやすく見分ることができます。
頭を下げても
気持ちが高揚しているなら、
これが「本当の謙遜」です。
頭を下げて
卑下した気持ちにになるなら、
これは「嘘の謙遜」です。

このようにしてあなたはそれを見分けることができます。
私と一緒にいるときは、いつも胸を張っていなさい。
私が頭を下げるときだけ、あなたも頭を下げなさい。
あなたは私の正確な写し絵です。ただ、より濃密です。
分りますか。

G (喜んで)はい!私はあらゆる点であなたと同じように・・・
あなたの正確な反映になりたいと思います。

― あなたは既にその通りになっています。
まだそれに気がついていないだけです。
はじめは、一つひとつ目を覚まさなければなりません。
まず、あなたの細胞のどれもが目覚めなければなりません。
あなたがまだ目覚めていないのはどこだと感じますか。

G 私が無感覚なところ、感じないところですか...。

― それはどこですか。

(私は直ぐに心臓を指しました。)

― 注意しなさい!話す前に目を覚ましなさい。!

G それでは、ハートではないのですね...。

― それなら、どこでしょう。これは難しいです。
眠ているところがどこか感じられないなら、
目覚めることが難しいのは当然です。
どこか教えましょうか。

G はい、どうぞ教えてください!

(目と目の間、額の真ん中を指して)

― あなたは全く間違っていました!

G 私のここは完全に眠っています。どのようにしたら目覚めますか。

― 夢を見るのをやめるときだけ、目を覚ますことができます。
夢に気を取られている限り、
もっと深くそれに落ち込みます。
しかし目覚める人は、“それは本当ではない”と自分に言い、
そして目覚めます。
夢は目覚めている世界にとてもよく似ています。
騙されてしまうほど似ています。あなた方は皆夢を見ています。
「話す者」は今日深く夢を見ました。
これであなた方が皆、どの程度眠っているかわかるでしょう。

(これはハンナの大変な一日への言及でした。しかしこれは同時に、誕生から死までの私達の毎日の生活について述べているとも感じられました。)

― 神への一歩一歩が目覚めです。
あなたの存在だけではなく、
あらゆる存在は夢に過ぎません。
より明るくなること...もっと啓発されることさえ...
まだ夢に過ぎません。
唯一の目覚めは神の中にあります。
私はあなたに宣言します。

「一なるものの光」がもっとも深い暗闇に差し込むとき、
そのときこそ、救済があるでしょう。
私達は皆、喜びと感謝をもって救済の仕事を行います。
感謝をもって。
あなたは‘夢想者’から‘覚醒者’へと変容します。

あなたの目標は、あなたを見る人誰もが
目覚めるその水準へ己を引き上げることです。

(丁度私達が朝、太陽で目覚めるように、他の人が私を見て自然に目覚める程の内面の輝きに、私は到達しなければならないということが分かりました。)

― あなたの質問を待っています。

(私は額の真ん中に触りました。)
G なぜ、ここがまだ眠っているのですか。とても興味があって、もっとお聞きしたいのです。

― 夢のイメージについて考えなさい!それらは必要ですか。

G いいえ...。でなければ試練としては必要かもしれませんが、
はっきりとは分かりません。

― 私は眠ているときの、普通の夢のことを言っています。

G 私はいつも夢を見るわけではありませんから、それらは必要ないに違いありません。

(非常に厳しく)
― あなたは何か‘不必要な’ものがあると思いますか。
それに‘なぜ’という言葉を忘れなさい。
この種の質問には決して答えません。
‘なぜ’という言葉を避けて、
あなたの仕事を成し遂げなさい。
いつも‘なぜ’という言葉なしに!

誠の謙虚さがあなたにあるなら、今頭を下げなさい。


(その教えに感謝して、私は頭を下げました。すると私の心は高揚しました。)


― あなたの地上の夢に表れるイメージや、あなたの存在のイメージは、
隠れた意味を覆っている単なる包装に過ぎません。
目覚めは夢の内側にだけ見いだされ、
その外側にはありません。
あなたが目覚めないのは、こうした理由です。

(私は日常生活を完全に体験する中で、目覚めを追求していなかったことを悟りました。)

― どの夢も何かを包んでいる包装です。
...あなたはまだそのことが分っていません。

(水を要求する身振り)


― これは私にとって‘夢の飲み物’です。
すべてがなんと素晴らしいのでしょう!
測り知れないほど隠されていますが、
同時に透き通るほど明らかです。
私にとって明らかなことがあなたには隠されています。
あなたにとって明らかなことが彼らには隠されています。


(‘彼ら’という言葉と共に、大勢のまだ眠っている人間を示す下向きの身振りがなされました。)

― 神にとってだけあらゆることが明らかです。
私に隠されていることでさえ明らかです。
すべてがなんと素晴らしいことでしょう!


(沈黙)

― 夢の中では上は下、そして重いは軽いのです。
‘話す者’は今日上にいましたが、
夢を見ているので自分は下にいると信じていました。
あなたは下にいるとき、気分が爽やかです。
上にあっても、気分が爽やかであることが、あなたの目標です。
重量や重みのせいで、
上にいてなおも気分がよいことはまだ難しいのです。

(沈黙)

― 私は今‘助ける者’へ話をしています。
あなたの企画は良いスタートを切りました。


(今週リリは彼女の授業で逆立ちの運動を導入しました。)


― 誤りは習慣、慣れたことの中に隠れています。
逆に不慣れなことの中で、それは明らかにされます。
あらゆる物を逆にしなさい!常にです!
あなた自身においてもです!習慣は死、隠すものであり、
騙す者は隠れた敵です。
誤りは習慣や、鈍感や、虚無の中に入り込みます。
騙す者は隠れているときだけ、力を持っています。
他の誰もが騙す者より強いからです。
欺瞞にはたった一つの支えがあります。
嘘、いいかげんさ、隠すこと。
神もまだ隠されています。
しかしある日、見えるようになります。
時間が来ました。あなたは何か伝えたいことがありますか。

G 感謝を送ります。

― 私がそれを届けましょう。天があなたと共にありますように!


1943年9月24日 金曜日 14.リリとの対話   新しいものはいつも不確か

(今日はリリの誕生日です。)

― 誕生日を迎えたあなたに挨拶を送ります。
あなたは本当に新しく生まれました。
あなたの理解の程度はまだ深くありませんが、
私はあなたを見守っています。

L 私が従うべき「命令」を頂けますか。自分で決心したことも、弱くて
やりとおすことができません。

― 幼い子供というのはまだ弱いのです。
子供が元気なときは、「命令されず」に食べます。
「命令されず」に微笑みます。
微笑があなたの仕事です。
あなたは「命令なし」に微笑むことができます!
神があなたに栄養を送り、
私がそれをあなたにもたらします。他のすべてのことは余計です。
なぜ、あなたは命令が必要だと思うのですか。

L 命令がいつも私の中にあって、私を神に導いてくれるようにです。

― 神...と命令ですか?
神は絶えず与え、決して命令しません。
神の力は無限だからです。
ただ大衆が命令を必要とします。
しかしあなたは自由です。
あなたは受け入れることも、拒絶することもできます。
身を高めることも、低めることもできます。
それはすべて「ただ」あなた次第です。
あなたは人を殺すことができますか。

L 殺せないと思います...。

― それなのに、なぜ「殺すなかれ」という戒律が必要でしょうか。
あなた自身を信じなさい!
信をなくしてはいけません!

L 長い間私が自殺したかったのは、そういう訳なのですね。

― しかしあなたは自殺しませんでした。
それはあなたに仕事があるからです。
あなたはまだ不安ですか。



L いいえ!

― いいですか、あなたを見守っているのは私だけではありません。
暗闇でさまよう多くの人々の祈りがあなたを見守っています。
あなたが彼らにとって唯一の救いの道だからです。
彼らは大変あなたの助けを必要としています。
そして彼らは私よりずっとよくあなたを見ています。



(リリは、自分が暗闇から出るために辿る一歩一歩は、他の人々のためでもあることを知りました。)

― あなたは私にとって大切な人です! 質問しなさい。

L 私の印について知りたいことがあります。

― 何を知りたいのですか。

L 印についてもっと分かれば、たぶんもっと人の助けになると思います。

(神の印 あなたの印合わされた2つの印:啓示)

― あなたの印は神の印の鏡像です。
それでは、このように手を胸に当てて
祈りなさい。
するとあなたの印の上に、神の印が現れます。

(この祈りの身振りをするやいなや、ハンナの全存在が神に奉仕するものとなりました。そして彼女の顔には威厳とおごそかな美しさが浮かびました。)

― 質問しなさい、親愛なる人よ!

L 自分自身に確信がもてません。学年の始めには非常に不安です。

― あなたが不安であることを神に感謝します。
不確かさは唯一の確かさを含んでいます。
確かだと見えるものは死です。
新しいものはいつも不確かです。

L 授業で新しいことをめったに試しません...。

― 試すのはあなたではありません。
あなたが、試されるのです。
それで十分です。

(この対話は人間と神のフォースの間に持続する意識的な関係を確立する試みなのだろうかと、自問しました。)


― あなたは自分のどこが不適格だと感じますか。

L 仕事で十分新しさを味わっていません...。

― そもそも一体、あなたは新しさを感じるのですか。

L いつも、もっと多くを期待します...。

― 新しさを量ることができるでしょうか。
新しいものは、どんなに小さい粒子であっても、
あらゆる古いものに比べ、より大きいのです。

その粒子の重さを量ることはできません。
そのごく小さな新しい粒子が何を意味しているか、
ハートの中で理解することができますか。
それはあらゆる所で、あらゆるものを変え、
古いものの味を取り去ります。
古いものはあなたにとって耐えられないものになります。

このごく小さな新しい粒子は、種として芽を出し、
あなたの中で神の王国を創るでしょう。

種を迎える土壌は祝福され、
その実も祝福されます!
あなたは心の中でまだ疑っていますか。

L いいえ!

― それは良かった。

L ただそれが続きさえすれば!

― 種は壊れません。それは確かです。
(短い沈黙の後、私の方を向いて...)



― あなたの夢の中のヴェールが何を意味しているのか分かリますか。
古い夢のヴェールはもはや必要ありません。

(最初に私を、そしてその後ヨゼフを指して...)



― あなたにとってヴェールであったものは、
‘息子’にとっては壁でした。
人間が自分自身と創造主との間に建てた古い壁です。

(ヨゼフは若い時、唯物主義者でした。)

― しかし古い壁が崩れる時が来ました。
乾燥し固くなった壁は地面に引き倒されます。
(ヨゼフの仕事を指して...)


― 彼、‘建てる者’は新しい壁を構築します。

(水を要求する身振りがあり、リリが運んで来ました。)



― 私は水を「求め」ました。「命令」したのではありません。
それでも、あなたはいとも簡単に
水を持って来たではありませんか。
私の要求を聞きなさい!
それがあなたの中の隠れた力を開花させます。
そしてあらゆることが容易になります。
あなたは山も石鹸の泡のように、
易々と持ち上げ移動させるでしょう。

L それが成し遂げられたら、なんて素晴らしいことでしょう!

― 私は真理を語っています。茶碗はのどが渇いている人のために、
いつも満たされます。
水は茶碗のために存在するのではありません。
それはのどが渇いている人のためにあります。
私は「命令」でここにいるのではありません。
あなた方の要請があったから、私はここにいます。
神は私が奉仕するのを許し、私は喜んで奉仕します。

ー 質問していいですよ。

L 男と女の関係はまったく面倒なときがしばしばあります。

― あなたには「ただ一つ」の道しかありません。
「与えて受け取らないこと」です。
あなたが受け取ることができるのは、神からだけです。
他のすべての人に与えなさい!
あなたには必要なものすべてが与えられます。
不足を感じる限りは、
あなたは受け取りたいと思っているということです。
私の幼き奉仕者よ、そうではありませんか。



L なんと明確なのでしょう!


― 道からはずれてはいけません。
そうすればすべてが与えられます。
道がすべてだからです。
もう去ってもいいですか。

L (謙虚に)神の御心のままに!

― 私は、いつも道にいます。
そこでは私達は離れてはいけません。
私にも私の道があります。
それはあなたの道と同じです。
‘話す者’の力が尽きようとしています。
私達皆で感謝しましょう!

1943年10月1日 金曜日
15.ギッタとの対話 真に求める者に神の飲み物が与えられる


― あなた方と共にいるために、私がもう降りる必要がなくなるときが近づいています。


(これらの言葉は私を大きな喜びで満たしました。)


― あなたにとって道であるものは、私にとって重さです。
地上で重いもの、それは道です。
救済が重みを持ち上げ、
重みは存在しなくなります。
しかし私達が一緒でない限り、
その重みを持ち上げることができません。
あらゆる陶酔(エクスタシー)は重みのない状態への兆しです。
だから人はそれを求めるのです。
しかし、彼等は間違った方法でそれを求めます。
神の飲み物で陶酔を味わいなさい!
それがワインの象徴です。
それは神の血です。
徳や親切や善意も、
飲み物がなければ、ただの空虚な器です。
いやし難い渇きで神の飲み物を渇望しなさい。
神のみが救済をもたらします。
あなたの中に飲み物がなければ、
あなた方は何を与えることができるでしょう。
飲み物なしでは、あなた方は惨(みじ)めな粘土の器に過ぎません。
真に求める者に、
飲み物が与えられます。
その飲み物はあなたにとって重たいですか。


G いいえ。


― 運ぶのが難しいですか。


G いいえ。それは(私を)上へ持ち上げてくれます。


― 心しなさい!あらゆる陶酔はどのようなものでも
神への崇敬です。
より小さい陶酔はより大きな陶酔に包含され、
その中で生き続けます。何も失われません。
あなたの魂に疑いを持ってはいけません!
陶酔はあらゆるものの中で最も神聖なものです。


(長い沈黙の後)


G 過去について考えています。私のこれまでの恋愛関係は、価値のないものでした。


― ...なぜなら、それらは自分本位だったからです。
動物は利己的な理由ではつがいになりません。
しかし人間のこの本能は、
過剰な知性に汚染されてしまいました。
あなたは捧げなかったのです。


G この欠点をどのようにして正すことができますか。


― あなたは何から自由になりたいですか。


G 私の過去の重さからです。それは全く実りのないもので、恥ずかしいのです。


― 重さとは何ですか。


(この質問が発せられると、それまで価値があると思っていたものすべてが瞬時に反対のものに変わりました。私が軽蔑していたもの、忘れたかったもの、重圧となっていたものは、今やすべて最も素晴らしい宝物、私の道になりました。私は心から安堵して答えました。)


G 重さは道です。


― 多くの重さがありますが、道は一つしかありません。
あらゆる重さには名前があります。
しかし、道には名前がありません。
地上で重さを持たない人はどんな人でも、道を持っていません。

あなたが自分に引き受けたものが重さです。

重さがどれほど光に憧れているか、感じることができれば、
光がどれほど重さを希求しているか、理解することができれば、
そのときあなたは陶酔(エクスタシー)を味わうことでしょう。


(ハンナはこれらの言葉の激しさに、ほとんど耐えることができませんでした。)


― ‘話す者’は華奢な器です。
彼女はまだフォースに耐えることができません。


(水を長くしっかり飲んだ後)


― 私は降りてきました。あなたは私にとって大切な人です。
・・・質問しなさい!


G もう質問はありませんが、あなたの言葉を渇望しています。

― 私が伝える言葉は「私の」言葉ではありません。


G 先週あなたは私に‘伝えたいこと’があるかどうか訊きました。あなたが、感謝以外...つまり「お礼」以外の何かを私に期待していたと感じています。


― それぞれすべてのことに、時というものがあります。
太陽が昇るとき、大地は創造主に敬意を払います。
これが(私の)「伝えたいこと」です。
光があなたに届くとき、

したくても、したくなくても、
あなたも‘敬意を払う’でしょう。
私はあなたをテストしたのです。そして私は失望しませんでした。
私は種が良い土壌に蒔かれたことを知っています。
質問しなさい!


G 死の瞬間は、人生のどの瞬間よりも大切ですか。


― 「仕事を怠った」人々にとってだけです。
あなたはある特別の瞬間について、それが最後ではないことを、
どのようにして知ることができますか。
あなたが神と「一つである」なら、
死はありません。


あなたが持っているたくさんの質問のなかから、
あと2つ答えましょう。

(このかなり皮肉っぽい調子に、私は楽しくなりました。というのは、実際ポケットの中に注意深く準備した質問の長いリストを持っていたからです。)

G 私は簡単に嘘をつきます。そして本心ではない言葉を、口にすることがよくあります。


― 岩の崖を考えてごらんなさい。石にも多くの異なる層があります。
重い層が弱い層の上にあると...それは滑ります。
重みがかかり、滑り出し・・・さらに滑り続けます。
弱い層に注意を払いなさい!
真実でないことを決して話してはいけません!
これを心に刻みなさい!
嘘の影さえ避けなさい!
2つの重さが互いにつり合い支え合って、
大聖堂の基礎ができています。
もしそれらが滑れば...すべてが失われます。

言葉は光の担い手です。
真実の言葉には重さがあります。
嘘の言葉には重さがありません。
欺く者は掟違反を喜びますが、
それは‘あらゆる嘘の生みの親’を堂々と招き寄せるからです。
嘘は(結束を)解(ほど)き、破壊し、潰し、分裂させます。
壁を破壊するのは暴力ではなく、欺瞞です。
あなたにはもう一つ質問がありますね。


G 昨夜の夢はどんな意味がありますか。


― あなたの夢の教訓を解釈するのは、「あなた」です。
だから夢の中で、それがあなたに与えられるのです。

(私は思いがけない叱責に大変がっかりしました。これまで天使が夢の解釈をして下さったので、とても助かっていたのです。しかし今、私はかなりの期間、自分で積極的に意味を探すことを怠っていたことに気づかされました。「なぜ私が解釈しなければならないのだろう。どっちみち天使がもっと良い説明をしてくれるのだから」と考えていたのです。自分で考えることをなおざりにしたことが、師が助けを拒んだ理由だったと、疑う余地はありませんでした。)


15  リリとの対話  百の点とそこから伸びるロープの意味

― あなたが私に送る考えの一つひとつは
細い糸に似て、息のように軽いのですが、
あなたを地に引きつける千本のロープの力に対抗できるほど、
それは強いのです。
身を引き上げることはたいへん難しいことですが、
なんと必要なことでしょう!
千本のロープがあなたを地に引き寄せているとき、

腕を持ち上げることは大変難しいのです。

(腕を持ち上げる身振りは、ロープで邪魔され、腕を持ち上げることの困難さを表現していました。)


― 私の幼き奉仕者よ、注意を怠ってはいけません。
このことがあなたのすべての仕事の核心です。分かりますか。


L 完全には分りません。


― 何がはっきりしないのですか。


L これらのロープと戦うべきですか。


― あなたが百の点でできていると想像しなさい。
それぞれの点はロープで地に繋がっています。
百の点で!
しかし、そのそれぞれの点から、光線も神へ昇っています。
「道」を忘れた人々はロープだけ感じ、
愚かにもそれらから自由になりたがります。
彼らはロープを受け入れません。
受け入れられない点は
どれも神から切り離されたところです。


百の点が重たければ、そのときはすべて順調です。
それらに重さがなくなれば、
それは道からさまよい出た‘外の暗闇’です。
あなたの仕事は百の点を神と繋げることです。
九十九では十分ではありません。

空洞になっている切り株は軽く、
種のない果物も、乾燥したアザミも軽いです。
しかし実をたわわにつけた果樹は重く、
枝はどれも大地に向かってたわんでいますが、


枝が担う実りは甘く、軽やかです。
あなたが護る人々に重さの意味を教えなさい。
そうすれば彼等は再び道を見つけるでしょう。

(上から下への垂直な身振り、次にその反対の身振り)


― 下に引っ張るフォースの線は、
持ち上げるフォースの線と同じです。
ただ方向が違うだけです。
重さと... (下向への身振り)
そして信は...(上向への身振り)一つで、同じです。
そしてこれは無です。

(激しく動く波のような水平な身振りは、無意味な感情を暗示していました。)

L 月の満ち欠けは、私達の行動に影響を与えますか。


― 人間は、被創造世界の心髄です。
人間の半分、損なわれていない半分は、
創造物以上のものです。
いつの日か、すべてのフォースが「あなたに仕える」でしょう。
しかしそのときまで「あなたが、そのフォースに仕えるのです」。
これが分れば、
あなたは自分がいかに遠くまで来たか、推し量ることができます。
鎌のように細かった月が、満ちてきますが、
あなたはそれと一緒に満ちることはありません。
あなたの指の爪は伸びますが、
あなたはそれと一緒に成長しません。
神の前では月は爪同様小さいのです。
すぐにあなたは分ります。

あなたが信を持っていれば、
月の力(パワー)が小さくなるにつれてあなたの荷は軽くなり、
月のフォースが増していくにつれて、あなたの強さはみなぎります。


(短い沈黙の後、リリの天使は再び重さの話題を口にしました。)


― 重さが気になるとしたら、「そこに」誤りが「あります」。
百の点それぞれは、その能力の限界まで重さに耐えねばなりません。


L 今の状況の重圧が私を圧迫します。


― ちょうど月の場合と同じです。その重圧を「利用しなさい」。
あなたがその重圧に「逆らわないで一緒に」働くならば、
それは素晴らしい同盟者になります。
「重圧に押されなさい」。
そうすればあなたはその重圧を征服することができます。
その圧力はあなたを地面までしか押しつけられません。
それ以上はできません。
重圧が、重さの正しい配分を見つける手助けとなるでしょう。
百の点がそれぞれ等しく耐えるなら、
そのとき、圧力はあなたにそれ以上影響を与えません。


これを試しなさい。そうすれば分るでしょう!
人間はなんと愚かなのでしょう!
自分の国民と戦う王のように!
しかし「彼」(イエス)は言われました。「汝の敵を愛せ!」と。


愛さなければ、あらゆるフォースは敵になります。
敵を知らなければ、愛することはできません。
敵と一つになりなさい。
すると敵はいなくなります。


L めったに謙虚な気持ちになれず、苦しんでいます。

― どうしてそうなれないのですか。


L 謙遜することを「忘れて」しまいます。


― しかし、分りませんか、それがもう答えです!
謙遜することを「練習しなさい」!
ただそれを考えなさい。
そうすればあなたはいつも謙虚でいられます!
何かを始めるときはいつでも、
神について考えなさい。
そうすれば神へ少し近づいたと感じます。

それが目標です。
立ち去るときが来ました。

16  ギッタとの対話   他の人のために荷を持ち上げる


(私達は黙って待ちました。言葉はまだ発せられませんでしたが、天使の臨在を感じたまさにそのとき、蚊がハンナの腕を刺しました。)

― ‘話す者’を助けなさい!腕を湿らせなさい!
私はまた戻ってきます!


(私はハンナの腕の手当てをしました。長い沈黙があり、ついに声が聞こえました。)


― 注意して聞きなさい。それは小さい生き物です。
それでもひどく人の心をかき乱します。
ですからどんな小さな間違いにも注意を払いなさい。
以前は良かったことが
これからは意味のないものになります。
喜びなさい!私達はあなたに多くを期待しています。
あなたの仕事は大きく、とても困難です!
あなたが上に送る歌が完全でありますように!
それを神のために歌うことを忘れてはなりません!
たくさん質問があるようですが、最初の質問は何ですか。


G どのような種類の重さを担うべきでしょうか。


― なんと愚かな幼いロバなのでしょう!
荷物がどれほど重たいのか、一体どのようにして分るのですか!
できる限り持ち上げなさい。「それ」が規準です。
あなたは他の多くの人の代わりに
荷を持ち上げなければなりません。
あなたはさらに多く持ち上げることができます。
その荷がどれほど重いかなど、
前もってどの様にして知ることができますか。
その重さを持ち上げることと、苦しみとは関係ありません。
あなたが他の人のために(荷を)持ち上げることは、
あなたを圧迫しません。
持ち上げることを「怠る」ことだけが、あなたを圧迫します。


G (ほっとして)ありがとうございます!


― 次の質問を待っています。


G 頻繁に私を飲み込む、身動きもできないほどの濃い霧から、どのようにしたら自分を守ることができますか。


― 太陽の力が弱まると
濃い霧、重い霧の層が地上に降りてきます。
神の前でいつも燃え、明るく炎を上げれば、
いったいどこに霧が涌いてくるでしょうか。
質問をしなさい!


G 私と他の人達との間に壁があるため、私は他の人達に対して無感覚になってしまいます。どうしたらその壁を取り壊すことができますか。


― 壁はあなたがあると思っている所にはありません。
あなたは「自分自身」に関して無感覚なのです。


G 私自身にですか。


― そうです、「あなた自身」にです!あらゆる道具が神聖です。


(再び霧が湧いて、聞いたことの意味が理解できませんでした。)


― 霧が覆っているのですか。


G はい、よくは分かりません。


― あなたは自分自身を破壊してしまいました!
あなたはまだ分らないのですか。


G 分っているつもりですが、どのようにしたら破壊した自分を正せますか。


― 他の人を護ることによって。
他に方法はありません。壁はあなたの中にあります。
あなたが自分の手でその壁を作りました。
その壁の後に身を置き、神から隠れました。
ほとんどの人がこのようにして身を隠します。
だから、あなたには為すべきことが沢山あります。
それはなんと恐ろしい牢獄でしょう!
いつかすべての牢獄が開かれるでしょう。
しかし自から閉じこもった牢獄は、開かれることはありません。
永遠の闇、見通せない恐ろしい闇!
光なしでいることは耐えられません。
牢獄の壁を取り壊すことに手を貸しなさい!
そこでは私達は助けることができません。

しかし、私に仕える者よ、「あなたにはできます」。
あなたは牢獄が何であるかを知っているからです。
燃えなさい!そうすれば天があなたの中に現れるでしょう。
あなたにとってすべてが可能になるでしょう。
強い人にとって、罪は教訓です。
弱い人にとって、罪は破滅です。
これらの言葉で、罪と罰の伝統的な解釈はその力を失い、胸の高鳴る責任感に圧倒される思いでした。誰にでも罪を乗り越えるフォースが与えられていると感じました。しかし、多くの人はそのフォースを掴み取る努力をしないのです。それは責任が伴うからです。


― 質問していいですよ!


G 自分を無理強いしているかどうか、すぐに分るには、どうしたらよいですか。


― 注意を努力にではなく、フォースに向けなさい!


G それはどうしたら可能ですか。


― フォースがあなたから流れ出ているとき、それを感じることができますか。


G はい。


― これは、本来フォースに備わった流れです。
それが止まったとき、あなたは自分を無理強いしています。


G そのフォースの流れは、なぜ止まるのですか。何が間違っているのですか。

― 間違いは一つしかありますせん。
神に背くことです。
あらゆる行動、あらゆる考えが、
神のみ前に開く花のようであるなら、
間違いは起こりません。


(この難しい課題を前に、力が萎えてしまいました。)


G それでは、完全に違った生き方を始めなければなりません!


― 「違った」生き方ではなく、「もっと良い」生き方を始めなさい!
「違った」生き方、「自分自身らしくない」生き方で進むと
たとえ急いでも、それ以上速くは進めません。
もっと質問がありますか。


G 私にはまだたくさん誤魔化しがありますが、どこにあるのでしょうか。


― あなたはどんな場面で、自分にフォースが与えられるのを感じますか。


G 私の活動の中にでしょうか、絵を描いている時でしょうか、あるいは、「真に」愛する時でしょうか・・・。
(私は力強く肯定する身振りに遮られました。)


― 真に愛するとき以外、すべてが神の前では誤魔化しで価値がありません!


G ...それでは私は全く価値がありません!


(大変厳しく)
― 判断してはいけません!
法則は水に対してと、喉が渇いている人に対してとは異なります。
水はいつでも水です。
しかし喉が渇いている人が
いつも渇いている状態というわけではありません。
水が凍ったら...喉が渇いている人はその渇きで死にます。
水が蒸発したら...喉が渇いている人はその渇きで死にます。
喉の渇きで人間は互いを殺し合いますが、
血は水ではありません。
人間はいっそう喉が渇きます。
「判断してはいけません」という厳しい訓戒から、私は自分が
水のようなものだということを理解しました。自分自身を過
小評価すると、水は凍ってしまいます。自分を過大評価する
と、水は蒸発してしまいます。判断せず中間の地点で生きると
き、渇きを癒す命の水が、自然に私を通って流れます。


― 心を開き、神を讃えましょう!
私は去ります。


16   リリとの対話   習慣は暗闇であり永遠の不誠実


(日が陰ってきました。私達は2つの対話の間の休憩時間に、スタンドの配置を替え、もっと快適な照明にしようと心を配っていると、突然明かりが消えました。再びそれをつけようとして立ち上がると、厳しい声が私を制止しました。)


― 私がそれを消しました!


(照明の美観に必要以上に照明に配慮し、リリの天使を待たせていたことは、なんと不適切であったか、私達はすぐに気づきました。)


― 明かりをつけなさい!


(私は一つ目の明かりのスイッチを入れ、2つ目に手を伸ばそうとしました。)


― それで十分です!測りしれない暗闇!
一つの動作で...、スイッチを入れることで...、
人間は明りを灯します。

(電球を指して)

― 神聖なフォースが、ガラスの牢獄の中に囚われ、
人間から夜の平安が取り上げられました。
気をつけなさい! 地上は、牢獄に覆われています!
しかし、あなたには鍵があります。あなたはどこに囚われていますか。


L 私の習慣の中にです。


― それがあなた「自身の」牢獄です。どういう点で習慣が重荷になるのですか。


L 習慣はいつも戻ってきてしまいます。


― 習慣が戻ってくるのではなく、単に「あなた」が捨てないだけです。
それはあなたの責任です。


L 私を悩ませていることが2つあります。新しいことを恐れることと、習慣にしがみつくことです。


― 永遠の真実は、「今にあります」。
習慣は真実ではありません。
習慣は暗闇、永遠の不真実です。
習慣の中では、私達は出会えません。
信じられそうなこと(もっともらしいこと)を、信じる必要はありません。


L 私の中にあるすべての障害から、どのようにしたら自由になれるでしょう。


― 障害はあなたの中にはありません。
障害とは「(やるべき)仕事」です。
あなたは他の人に要求することを、まず自分ですべてやりますか。


L 全部ではありません。


― あなたが自分の中にあると感じる障害は、(実は)あらゆるところにあります。
「真実の」道に障害はなく、
「誤った」道だけにあります。
あなたが「誤った」道を歩むときだけ、あなたと私の間に障害が現れます。


(沈黙)


L 戦争の惨事に対し、私達に何かできることはありますか。


(リリは禁じるような、素早い身振りで制止されました。)


― いいえ! 戦争は習慣です。
過去と戦うことは不可能です。
いままでに聞いたこともない方向へ
頭を向けなさい!


(これから現れる新しいフォースだけが、殺すというあの習慣的な衝動を変えることができると理解しました。)


(沈黙)


L 学年が始まって、多くの疑問を感じます。


― 昨年も同じようにそれを感じましたか。


L いいえ、これほど強くありませんでした。


― それならあなたは正しい道にいます。
堕落に至る道は広く、真実の道は狭いのです。
とても狭いので独りで行かなければなりません。
独力でその道をみつけなければならないからです。
「これまで見たことがない」ものが道を照らします。
「これまで聞いたことがない」ものがあなたを導きます。


L 何か良いものや新しいものを見つけても、それらにすぐ我慢できなくなり、さらに良いもの、新しいものを望むのは、なぜなのでしょう。


― あなたの望みはまだ「十分ではありません」。
「常に」良いものや新しいものを渇望しなさい!
渇いている者はいつも飲むことが許されます。
いつもです!
あなたが渇望しすぎるということは決してあり得ません。
あなたは自分自身のためだけに
求めているわけではないからです。
‘助ける者’の基準は大衆の基準とは違います。
あなた方は、みな‘助ける者’です。
神へ想いを送りましょう!


17  ギッタとの対話    内面に存在する鏡・七重の魂


(私達の住んでいる地域では多くの住民がインフルエンザにかかっていましたが、ハンナもインフルエンザで一週間ずっと高い熱が出ていました。今日の対話に出るだけの体力がないのではないかと心配しましたが、それでも私達はいつものように3時になるのを黙って待ちました。)


― 準備ができています。

G 神に感謝します!


― 心配をせず、信を持ち続けなさい!
質問しなさい。今日は時間があまりありません。


(天使は明らかにハンナの弱った体力に気づいていました。)


G どのようにしたら自分が大切な道具だと感じられるでしょう。そう感じられれば、もっと自分を正しく認識できると思うのですが・・・。


― あなたを創造したのは誰ですか。


G 神です。


― 神が創るものは神聖です。
あなたは(神の)創造物であるだけでなく、同時に神のフォースをも持っています。
あなたは、「自ら」が創造したものでもあるのです。
それにふさわしく行動しなさい!
善と悪を呼び起しているのは「あなた」です。
善を選びなさい。そうすれば悪は消えます。
悪を創る人など、誰もいないからです。
あなたが「今」形作っているものは、創造主の意に反するものではありません。
あなたがかつて形作った器は既に空で力を失っています。
その器はあなたの害にはなりません。
質問しなさい!


G 私があなたに一番似ていないのは、どういう点ですか。


― あなたの質問のどれもが、「自分自身」に関するものだけです。
「まさにこの点で」私達は、互いに似ていません。
そこがあなたの間違いです。
あらゆるものの源は遠い無限の彼方にあり、ヴェールのかかったあなたの目では、
それを見ることはできません。
その無限から伸びている線をたどりなさい。
自由に喜びをもって、その線をたどって行きなさい。
そうすればあらゆる重荷が消えるでしょう。


(私の内側で何かがぱっと開きました。そして私は安堵の溜息をつきました。)


― 重荷はすでに軽くなっています。


(教会の鐘が鳴り始めたちょうどそのとき、隣の庭で誰かが錆びたポンプの柄を動かして水を汲み始めました。それは大きなギーギーという音をたてていました。)


― 2つの音が、聞こえますか。それらは闘っています。
しかし三番目が勝ちます。新しいものが。
新しい音は沈黙です。
あなたの中には沈黙がありません。


(ハンナは、ポンプの柄の固い金属的な上下の動きに引き続いて、教会の鐘の優しい響きを示す身振りをしました。)


― あなたは体を固くこわばらせるか・・・。
それとも、一緒に揺れるかのどちらかです。
沈黙は雑音に左右されません。
雑音から逃れても、あなたはなんの目的も果たせません。
言葉もない、音もない、動きもない
沈黙はあらゆる響きの総体です。


(沈黙)


― 聞きたいことが他にありますか。


G あなたがここに来て下さって、とても嬉しいです。


― 注意深く聴きなさい!あなたの中に素晴らしい鏡があります。
すべてを明らかにする鏡です!
それはあなたの内面に存在し、神を映します。
しかし沈黙の中でだけ映します。
小さな蚊が鏡の表面に止まっても、鏡の像は曇ります。
鏡が澄んでいないと、あなたは創造することができません。
あなたの注意のすべてを鏡に集中させなさい。
天国は、素晴らしい鏡の前ではその姿を隠しません。


(長い沈黙の後、静かな声で)


― あなたは自分の内にある奇跡をまだ感じませんか。
それはあなたの中に存在します。「七」の奇跡です。
その名前はまだ隠されています。それはあなたの中に存在します。
非常に静かに


― 新しい世界の七重(ななえ)になった魂、偉大な神秘。
その土台、その基礎は真理です。あなたはまだそれを見ることはできません。
誠実でありなさい。そうすれば少なくとも
真理の足元は見られるでしょう。
私があなたに教えた沈黙は
すべての神秘の総体です。
沈黙の名において、行動しなさい!


(私達はみな、極めて重要なことが啓示されていると感じました。私は七重の魂をもつ新しい世界について、もっと聴けるのではないかと期待して、天使の次の出現を心待ちにしました。)


17   リリとの対話   新しい人間、新しいワイン


― 実にすばらしい聖杯が天から降りて来ました。
人間達が ― なんという幼き者達だろうか ―
その聖杯を掴みましたが、落としてしまいました。
そしてその聖杯は千のかけらへと砕け散り、
そのかけらは人間という饒舌(じょうぜつ)な断片になり、
そこから言葉が生み出されました。
言葉はその数がいくら多くても意味がありません。
一なるもの、聖杯のみが「存在します」。
それは繰り返し天から降りてきます。

(励ますような微笑に促され、リリは話し始めました。)


L あなたのように微笑むことができたら、どんなに良いでしょう!


― どうして微笑むことができないのですか。


L わかりません。



(リリは不幸な子供時代のことでずっと苦しんでいました。)

― あなたに足りないのは喜びでした。
しかし、あなたがこれから味わう喜びに匹敵する喜びはないでしょう。


L 先週あなたが何度も助けてくださったことに、お礼を言っていませんでした。


― 何度も、何回も、絶えず…。
これらはまだ断片、小さなかけらに過ぎません。
それらはまだ一つになっていません。
あなたが10回喜んでも、10の喜びの間には、9つの裂け目があります。
もともとあなたは無限の喜びの中で創造されました。
だから、一つになった喜びを得ることができるのです。

尋ねなさい!


L どのようにすれば人間の本質について真の知識を得られますか。


― そもそも、人間(the human)についての真の知識が存在しません。
(新しい)人間 (the HUMAN) がまだ存在しないからです。
(新しい)人間は大変偉大な存在なので、私でさえそれを見ることができません。

あなたのこの質問への答えはずっと前に出されています。
あなた方はそれを「愛」と呼んでいます。
愛は今、単なる土くれ同然に過ぎませんが、
それは喜びがそうであるように、やがて一つになります。

一つで分割できないものに。
愛があなた方4人に顕われようとしています。
それはあなた方が「一緒に」いる時ではなく、一つになった時に顕
われます。質問しなさい!


L 私達はどうしてこんなに簡単に深みへ、悪の道へ陥るのですか。


― 人が深みへと落ち、底に達すると、
もうそれ以上落ちることはできず、苦痛だけを感じます。
なぜ落ちるのでしょう。それは、奉仕をしないからです。
落ちた人は唯一の真の支えを手放してしまいました。
真の支えとは「掴めないもの」です。
掴めるものに手を伸ばしたために、落ちてしまいました。
今、落下が始まったのではありません。
そうではなく、今、底に達したのです。
一つの分離できない微笑みが唯一の助けです。
あなたが歎き悲しむ人と一緒にいるだけなら、
あなたも歎き悲しむだけです。
あなたが彼らと一体であれば、
あなたは彼らを喜びで満たします。


(沈黙)


L なぜ時間について問題を感じるのでしょう。


― 時間が多くあっても、決して永遠を意味するわけではありません。
永遠があなたのハートの中にあれば、時間はあなたの手中に生まれ、
すべてのものに対して、時間が生まれます。


(リリは時計をチラッと見ました。)

― 愚劣な玩具!時計は永遠を粉々に砕きます。
人間はそれがより多くの時間を生むと信じています。
言い表せない驚異が生まれてくるでしょう。
それは一なるもの。
その一なるものが近づいているのを、
あなたは感じることができますか。
一なるもの、完全なるものに恐れは何もありません。
あなた方が一つになるとき、あなた方の誰ひとりとして、恐れを抱いてはいけません。


(沈黙)


― 質問していいですよ!


L  心理分析で混乱しています。それには間違っているところがあると感じるのですが、なぜなのか分りません。



(フロイトの心理分析がブダペストで行われていました。)


― それは再び元に戻す能力がないのに(心を)切り刻みます。
それがあなたを混乱させるのです。
バラバラに壊すのは簡単です!


L 私よりよく理解している人は、心理分析は心を統合し確立すると言っています。


― 積み木で遊ぶ子供のように、彼らは愚かです。
彼らは最も神聖な仕事をもてあそんでいます。
彼らは他の誰よりも悪質です。
彼らを信じる人を裏切っていることになるからです。
彼らは、生きているものや成長しているものをズタズタに引き裂きます。
つぎにそれらをいじくりまわし、粉々に砕きます。

至るところで同じことがなされています。
引き裂かれ砕かれた断片は再び糊づけされますが、
ゴミは一掃されるでしょう。
私達は物を糊付けしません!
時間を時間に、手を足に糊付けしません。
微笑みと微笑みも、人と人も糊付けにはできません。
これまで十分に糊付けされてきました!
新しいワインは糊付けされた壺には注がれません。
それは糊付けされた壺を破裂させるからです!
糊には‘義務’、‘従順’と多くの名前がつけられています。
そしてまだ名前は沢山あります。
糊付けされた部分を塗装で覆っても無意味です。
将来(新しい)ワインの出現が告げられるだけで、
糊付けされたあらゆるものは砕け散るからです。
壊れるのは今ではありません。
「今は」新しいワインが現れる時です。


(新しいワインとは、命の強烈な振動を象徴し、それが古い価値を破壊するのだと感じました。)


― 恐れてはいけません!一なるものの名のもとで生きなさい!

(対話が終わった時には、ハンナのインフルエンザは治り、完全に健康になっていました。)


1943年10月22日 金曜日 18.ギッタとの対話  自由とは・神聖なフォースとは


(私は、新しい洋服を着ていました。)


― あなたは注意深く洋服を選びました。
しかし私を待っているとき、魂の装いをそれ以上に注意深く整えなさい。
(微笑んで)ですが、あなたの着こなしはいいですよ。
尋ねなさい。


G 外見のうしろに隠されている真実を、どうしたら分かるようになりますか。


― それらは2つの別々のものだと思いますか。


G いいえ、でも形態だけ見がちです。


― 人の性向(くせ)と習慣は「召使い」のようなものですが、
あなたが見ているのは創造物の半分だけだと理解するなら、
あなたは主人になります。
もう半分に注意しなさい!
あなたには目が「2つ」ありますが、あなたが見るものはたった「一つ」だけです。
あなたには耳が「2つ」ありますが、
あなたが聞く音はたった「一つ」だけです。
あなたの中に「2つ」のものと「一つ」のものがあります。
質問しなさい!


G 私達4人の結びつきを乱さないようにするには、どうしたらいいですか。


― あなたは繰り返し同じ質問をしています。


G 私には、今だ難しいのです。


― それは「もともと」非常に難しいことです。
難しく感じることを喜びなさい!


(あまりにも大変に感じ、溜息がでました。)

― このことが「そんなに」難しく、「そんなに」重苦しいのですか。

(この質問に頬がゆるみ、私はリラックスしました。)


G 今、楽になりました。

― 善はいかに軽く、真実はいかに軽やかなのでしょう!
石は自らが重いことを知りません。
そして死体もその重さを知りません。


G 自由とは何ですか。


― 奉仕することです。あなたが「奉仕」すれば、あなたは神と一体となり、「自由」になります。
(自由になれば)そこには重さ、時間、寸法、量はもはやありません。
ああ、あなたが奉仕できさえすれば!
質問していいですよ!


G 人間の性の堕落はどうして起こるのですか。
動物はある時期だけ、つがいになるのに、人間は多かれ少なかれ意のままに振る舞えます。
それは堕落でしょうか。
人間にとって神の法とは何でしょうか。
どのようにすればその神の法に立ち返る道が見つかるでしょうか。


(長い沈黙の後)


― 注意して聴きなさい!
あなたが問題にしている神聖なフォースは
新しいもののために与えられるのであって、
人間の数を増やすために与えられるわけではありません。
この創造的フォースは、地上の不足分を埋める量だけ人間に与えられます。
多くの数の人間が必要とされているわけではありません。

必要とされているのは、新しい人間です。
人類はこの神聖なフォースを余分に「盗み取りました」。
この「過剰」なフォースは、今償われなければなりません。
この償いは高くつきます!


(過剰な性のフォースは、新しい人間への変容のためにあるのであって、それが極端にセックスに浪費されたり、禁欲主義によって抑圧されるべきではないということが、明らかになりました。)


― もはやこうしたことが起こらない新しい時代が近づいてきます。
私は宣言します。その瞬間は近い!と。
夜明けから夕暮まで喜んでいなさい!
これまでまったく知られていなかった美が近づいています!


(沈黙)


― あなたはある神聖なフォースの守護者です。
そのフォースを分かち合いなさい。
それを独り占めしてはいけません!
そうすれば恐れるものは何もありません。
あなたはまだ古いものを恐れています。しかも訳もなく!
その神聖なフォースを頭上に掲げなさい。
そうすれば中身のない殻は無力になり、置き去りにされます。


G 絶え間なくフォースを放射するために、どうすれば「絶えず」フォースを感じていられますか。


― それは全く反対です。
フォースを「感じる」のは、あなたが「フォースを放射するとき」だけです。
太陽は自らの光線を決して見ることがありません。
月たち(moons)がその光線を「反射する」のです。
太陽もまた、月の一つにすぎません。
あらゆる物が神の光を映し出しているからです。

このことを心に留めておきなさい。

神は私達の中で黙想しています。
澄明(ちょうめい)な鏡でありなさい!

曇ってひびの入った鏡は捨てられます。
それらは役に立たないからです。
何かまだ悩んでいることがありますか。


G 何もありません。あなたの教えに喜びを感じています。


― 「私の教え」ではありません!
あなたにとって、教えは日ごとに簡単になっていき、あなたの喜びはいつしか完全なものになるでしょう。

1943年10月22日 金曜日 18.リリとの対話   騙す者は古いものだけを装う



ー注意深く聴きなさい。
罪を打ち壊すことはできません。
事実、罪は存在さえしません。
あらゆる罪の名前は、‘もはや良くないもの’です。
それが「あらゆる」罪の名前です!
しかし、罪は‘まだ良くなっていないもの’によって
変させられます。
基準はどこにあるでしょうか。判断はどこにあるでしょうか。
神のみにあります。
神が罪を送り出します。
あなた方の目が見えるようになるために。


(これらの言葉は私の中の罪と罰の古い概念を払拭し、心が震えるような強烈な責任感が心に残りました。)


L なぜ私達は、積極的でなければならないときに消極的になり、積極的になれないのでしょう。


― そのように感じるのはいつですか。いつもですか。



L いいえ。


― 神だけが「行動します」。
自分が行動していると感じるなら、そのときあなたは消極的であり、不活発です。

真の行動は感じることができません。
ただ喜びを感じるだけです。

悪は行動のように見えるだけで、
実は、無行動なのです。

L 呼吸と魂はどの様な関係ですか。

― あなたは魂という言葉をどんな意味で言っているのですか。

(リリは答えられず、黙ったままでいました。)

― あなたは自分が何を質問しているか分っていますか。
あなたは魂はどんなものだと感じますか。



(リリは躊躇し、口ごもりました。)

L 私達の中の最高のもので・・・形のないもの・・・。

― あらゆるものに形があります。
あなたにとって魂は掴めないものですが、
私にとっては厚い壁です。
あなたは空気を掴めますか。
まさしく、あなたに言っておきます。
掴むことができるのです。
魂がもたらすものだけが掴めません。

ワインを飲むと、陶酔(エクスタシー)を感じます。
あなたはその陶酔を掴めますか。

L いいえ。

― 魂はワインです。それは陶酔をもたらします。
あらゆるものが陶酔をもたらします。

L ここハンガリーで行われているヨガは良いものですか。

― どんな種類のヨガのことを言っていますか。

L インドから来たハタ-ヨガです。

― それが役に立つなら、良いものです。
探求者を判断してはいけません!
彼らは探求していますが、本当に探求はしていません。
していると信じているだけで、
実は、真似をしているのです。
新しい法、新しい恩寵がやってきます。
新しいものは‘名前のないこと’によって認識できます。
‘最も高き助け手’の名前でさえ古くなりました。
選ばれた者達はすでに、名前のない新しい光を見ています。
大衆は古い穀物の殻を守っています。
籾殻(もみがら)は火の中に投げ込まれ、燃やされるでしょう。

L ハタ‐ヨガは役立つと聞いていますが・・・。

― ハタ・・・「たぶん」!

(天使が言葉を生き生きと操るのに再び驚嘆し、楽しくなって微笑んでしまいました。‘ハタ’はハンガリー語で‘たぶん’を意味したのです。)


― 「たぶん」これが役に立つし、「たぶん」あれが役に立つでしょう。

「たぶん」助けは別の「たぶん」から生まれるでしょう!
そうした人達は目的なしにさまよい、
傷ついても彼らにつける香油はありません。
気をつけなさい!自分のいるべき場所を離れてはいけません。
自分の道から外れてはいけません。
外れる人は繰り返し円をさまよいますが、
あなたは「一つの」確かな地点にいなさい。
確かな地点、‘たぶん’の反対の場所に。

― あらゆるものがさまよい出ますが、
あなたはさまよってはいけません。
気をつけなさい!あなたがさまようはずはありません。
あなたは、“「たぶん」これは良いだろう!”とは
決して言わないからです。
あらゆるものが動き、よじれ、のたうち回ります。
固体は粉々になり、液体は凝固します。
かつて確実だったものは、もはやそうではありません・・・
恐ろしいことです!
底なしの深淵にかかる狭い橋・・・それがあなたです。
自分自身に注意しなさい!
橋になることは怖いですか。
橋は良く守られています。
その橋は絶対に必要だからです。
来ては去っていく騙す者でさえ、
橋のように見えることもあります。
しかし焦点を外側に合わせていない目は
その虚偽を察知します。
用心しなさい!あなたにある秘密を話しましょう。
まだ知られていないことが一つあります。
騙す者が気づいていないものが一つあります。
それは新しいものです。
騙す者は古いものだけを装います。
このことが、惑わされないための鍵です。

騙す者は多くの人を惑わせてきました。
これを心に刻みなさい!
‘まだ名のないもの’の名によって、私はあなたを祝福します。


1943年10月29日 金曜日 19.ギッタとの対話  あらゆる病いの源・創造世界と被創造世界


 
― 注意深く聴きなさい!
あらゆる病気の原因を教えましょう。
あなたは独りで生きているのではありません。
毎日の栄養を豊富に与えられていますが、
理由なしに与えられているのではありません。
それはあなたの中で驚くべきフォースになります。
しかし、そのフォースを独り占めしていないか、
気を配りなさい!
注意しなさい、私の奉仕者よ!
落ち込むようなことがあれば、
それは摂っている栄養が多すぎるからではなく、
(他に)お返しする「フォース」が少なすぎるからです。
あなたはそれを押し留めています。
悔恨者と禁欲主義者は必要とされません。
彼らは神にとって大切ではありません。

新しい法、新しい基準は(今までと)異なります。
あなたは五千人を養うために
5個のパンを受け取ります。

フォースを押し留めることが
あらゆる病(やまい)の源です。

罪はすなわち病です。
このことがあなたにとって教訓になりますように!


(私は聞いたことに圧倒されました。)


― 頭を上にあげなさい! 純粋で明るい気持ちで、質問しなさい!


G 私の最大の望みは光を放射することなのに、なぜフォースを押し留めてしまうのでしょうか。


― 答えはあなたの質問の中にあります。望みとは何ですか。


G 欲すること・・・。


― それだけではありません。
それは(ある2つのものの間の)距離を暗示しています。
人は自分がすでに持っているものを欲しいとは思いません。


(光を放射することが私の本性だと悟りました。私のなすべき仕事はこのことに「気づき」、それにふさわしく「行動すること」でした。)


― 神はあなたが輝くように創りました。
しかし、あなた(you)と・・・
私の体を半分に裂くかのように、(分割する身振り)

― ・・・(本当の)あなた(YOU) の間に裂け目があります。
説明しましょう。
この裂け目、この暗い深淵は、かつて存在し、今も存在しますが、将来はなくなります。
その深淵があなたの中にもあります。

被創造世界 と 創造世界。
この2つの間に深淵があります。

自分自身をごらんなさい。「あなたは橋です」。

創造的光線を希求することはできません。

橋になりたいと熱望することはできません。
なぜなら、橋になるということはあなたに「備わっている」ことだからです。
橋は希求でなく、信です。
これまで存在せず、今も存在せず、しかし、将来現れるもの、
それが救済です。
お金が救済を与えてくれるでしょうか。
犠牲、寛容、善意 あるいは人類愛が
救済に導いてくれるでしょうか。
それらはすべて、底なしの深みに落ちてゆきます。
それらは捨てられ、深みに飲み込まれます。
なぜなら、それらはすべて、新しいものがなければ
価値がないからです。
測ることもできない深み・・・
そこに古いものを投げ入れても、無駄です。
その深みは決して埋まることがないからです。


(皮肉っぽい天使の声の調子で、寄付金や利己的な“親切”、隣人愛では、魂の平安や救済を手に入れることはできないことを知りました。)


― 幼い子供は微笑みながら深淵を渡ります。
その神の無限の智恵に感謝を捧げましょう。
事実、智恵ある者に隠されていたものが
今、幼き者達であるあなた方に明かされているのですから。


(私は気づかずに、手を固く握り締めて拳(こぶし)にしていました。)


― (輝くように微笑んで)
あなたが微笑みながら信じるとき、
手は開きます。


(天使が言っているこの信とは、創造的フォースのことだと感じました。)


― 手を開きなさい!


(私は手を開きました。すると微笑みが溢れました。)


― さあ、それでいいのです。微笑んでいるのですから。
訊きなさい!


G 人間はどのようにつくられているのですか。7つのセンターというのは何のことですか。その働きは何ですか。


― 七つの階層、そのうちの3つをあなたは知っています。
そして四番目「四」も知っていると思っています。
3つは被創造世界です。
あとの3つは創造世界です。
中央に橋があります。
その橋は知識ではありません。

石、草そして馬の次は人間ではなく、新しい人間であり、7つの「統合体」です。
このことを理解することは、あなたにはまだ難しいでしょう。

(とても静かな声で)
― 私は五番目「五」です。


(私は7つの魂を持つ世界が私の前にその姿を提示されるのを、この上なく真剣に聞き入っていました。)


― 真の言葉 (the WORD) は顕示された「四」の階層です。
真の言葉は神聖で、「四」の顕現です。
それは物質と霊に掛かる橋です。

(口の高さで水平の身振り)
― 「四」の階層は新しい家の土台、真理を構成する材料です。
注意しなさい!それをもてあそんではいけません。
というのはここから・・・。

(口の高さで同じ身振り)

― ・・・ここから、救われないもの、悪いもの、虚偽が漏れ出し、下位の3つの階層を堕落させるからです。
そしてそれが病気です。
しかし真の言葉は(3つの階層を)高めることができ、
下位の3つの階層を救うことができます。

新しい人間だけが真の言葉を持っています。
あなたは神の名において話をします。

私は話す者を通してだけ話します。
私には口がないからです。
私があなたと一体になるとき、口が持てます。
天があなた方全員を祝福しています!


(対話の後で私はハンナに、天使から7つの階層の世界について教えてもらっている間にどんなことを体験したか、ぜひ話して欲しいと頼みました。彼女は図を描いてくれましたが、創造世界の階層について、その全体像はつかめなかったので、図は不完全だと注意してくれました。)


被創造世界創造世界
鉱物植物動物人間天使

橋が掛けられるべき深淵人間の仕事
ハンナが動物(?)を天使(?)と結びつける曲線を描いたとき、私は天使が対話の一番初めに説明したことを、やっと理解しました。天使はこう言いました。
“動物と私は仕事において一体になります。一つであるものを分割してはいけません!”と。私がお互いを隔てている深淵にかかる橋になるとき、私という存在の中の本能的動物的側面と天使とが、私という人間(IV)を通してだけ一体になれるということを理解したのです。


1943年10月29日 金曜日 19.リリとの対話   「最も高き助け手」の死について


― 「最も高き助け手」の死について話をしましょう。
十字架は、何でできていましたか。
釘は、何でできていましたか。
それらはあらゆる所に広まった彼についての噂、
彼の奇跡についての話でできていました。
霊がまとう形態は
単なる形態でしかありません。
大衆は奇跡を行うのがその形態であると思っていました。
そのため「最も高き助け手」は
十字架を肩に担(かつ)ぐことになりました。
そして彼は言明しました。
“奇跡を行ったのは私ではなく神である。
あなた方の信を通して”と。
あなた方も「助ける者」です。
助けは「助けられる者」の信から生まれます。
「あなた方の」信からではありません!
奇跡を行うのはあなた方ではありません。
そして私でもありません。
奇跡を行うのは、
助けられる者の信なのです。

私の幼き奉仕者よ、尋ねなさい!


L どうしたら私達、4人はもっと良く奉仕することができるでしょうか。


― 音と調和によって。
4つの音は必ずしも調和していません。
神はすべての音の総和です。
あなた方が一つになれば、それは創造的なフォースであり、
小さな調和であり、奇跡の土台になります。
ただあなた方の声に嘘がなく、見せかけがなく、
私的な意図がなく、修正がなく、
純粋に響くなら、
そのときだけ、あなた方は調和して奉仕することができます。
一つひとつの声に対し、(あなた方が)個人的に責任を取るなら、
偽りはなくなるでしょう。
騙す者は偽りの中にしか忍び込めません。
訊きなさい。


L いつもなぜこんなに緊張するのでしょうか。


― 十字架を考えてごらんなさい!
彼の体はその上に張りつけになりました。
あなたも体を突っ張らせています。
ただあなたは自分自身をあまりにも重要視して
張りつめてしまうのです。
ご覧なさい。あなたが自分を忘れるときだけ
不思議なことが訪れます。
それが秘中の秘です。

あなたが体を張りつめても無駄です。
そのようなことをしても、少しも大きくなりません。


(隣の家の庭から、錆びた手汲みポンプのギーギーという音が聞こえてきました。)


― 深い所から少しの水を汲み上げるだけでも
あのように奮闘しています!
雨は努力なしに落ちてきます。
井戸は枯れ・・・池は干上がり・・・大地は枯れます。


(ギーギーという音が続きました。)


― あらゆるものが軋(きし)み、騒々しい音を立てます。
それが今日の“調和”です。
機械はガタガタ音をたて嘘を吐き出します。

生きているものはバタバタと撃たれて死にます。
すべての目は伏せられています。
質問してよいです!


L 最近生徒と話していると、まるで熱があって体中が振動しているように感じることがあります。これは正しいことでしたか。


― その状態「こそ」が正しいのです。その瞬間が永遠です。
その時に「あなたが存在します」。
後になって、疲れを感じましたか。


L いいえ!


― それで正しかったことが分かります。
この大いなる計画において働いたのは
「あなた」ではなかったからです。
助ける者は、助けられる者と永遠の助け手の間の架け橋です。
しかし、それは必要とされる限りにおいてだけです。

実際に必要以上に助けることを望んだり、助けることで自分
を重要人物だと思いたがるのは、ある意味で私達の利己的な
‘小さな私’であると思われました。


L 大変多くの些細なことに確信がもてません。例えば、断食すべきでしょうか。


― (あなたが捧げられる)最良の断食は、あなたがもたらす助けです。
断食そのものはまったく助けにはなりません。
断食するのにふさわしい時を知っていますか。
食べ過ぎたときです!
単に食べ過ぎないこと、それが断食より良いのです。
私の奉仕者よ、断食に関するすべてのことは、
実際には的はずれなことです。
「より多く」のほうに注意を向けなさい。
そうすれば「より少く」はついてきます。


L  感情や怒りが「爆発する」とは、どういうことでしょう。


― ‘爆発’とは始まりを意味します。
爆発は、下で発生し沸き上がったフォースの跳躍台です。
しかしそのフォースはまだ変換させることも、
誘導することもできます。
そのことによく注意を払いなさい。
それを怒りとして吐き出してはいけません。
そのフォースを保護し、変換させなさい。
それは神聖なフォースです。
ただ間違って使われると、
そのフォースは破壊のフォースとなります。


L 仕事において、何に集中すべきですか。

― すでに言ったように、あなたのしるしは「喜び」です。
これ以上適切な言い方で表現することはできません。
それは最も確かなしるしです。
喜びが見つかる唯一の場所があります。
それは‘古い私’を越えた所です。
‘古い私’の中に喜びはありません。
‘古い私’の中に「もはや良くないもの」があります。
調和の名のもとで、もっと喜びなさい。
私達はまもなく一なる喜びに向けて声をそろえて歌うでしょう。


(私は今、2つの言葉の違いがはっきり分かりました。天使の言う言葉のなかで、szemely(人:person)という単語は‘古い私’のことを言っており、それはもはや命に仕えるものではありません。それに対して Egyen(個人:individuality)という語は、「進化、新しきものに仕える」という意味を表しています。)

1943年11月5日 金曜日 20 ギッタとの対話   永遠は繰り返しではなく永遠に新しいこと

― 一なる喜びを分ち合いましょう!
「あなた方」に伝えます。あなた方に与えられるパンは
地上ではまだ食べることができません。
まず、オーブンで焼かねばならないからです。
心配はいりません!
パンもオーブンも燃えるわけではありません。
肉体人間(the personal)という薪だけが燃えます。
その火の熱で、食べられるパンが焼かれます。
良く聴きなさい!
新しいものがすでにあなた方の中に存在します。
大きな不思議が。
喜びが、あなた方に常に寄り添う伴侶となるでしょう。
そして驚くべきものが与えられるでしょう。
あなた方は迷わずに信じたからです。
質問しなさい、私の奉仕者よ!


(私は苦心して振動を運動と関連づける理論を練り、何時間も考え、我ながら頭がいいと感心していました。)


G どのような動きをすれば、振動は増幅するでしょうか。


― (嘲るように)なんと‘知的な’質問なのだろう!
さあ、新しいことに耳を傾けなさい。
あなたの「頭」のことは忘れなさい!
頭は、あなたに仕える者たちの中の一番目の従僕に過ぎません。
そしてあなたが、その頭の主人です。
しかし、主人の中で最も偉大な者でさえ
神の従僕に過ぎません。
神のフォースがあなたを通して振動するなら、
そのときはそれに仕え、自分から何かしようとしてはいけません。

あなたの頭は全然役に立ちません。
手を伸ばして掴み取ろうとしても無駄です。・・・本当に無駄です。
神があなたの内面に存在しないなら、あなたは道化に過ぎません。
召使いは不在の主人の洋服を身につけ、
その役目を我がものにしたとしても、
主人が帰還するとすぐ、
面目を失います。


G ‘三位一体’とは、どういう意味ですか。


― 信を持っていれば、それはあなたの内にあります。
創造者である父、
被創造者である息子、
橋である聖霊。
(3者にして)実は、一者。
訊きなさい!


G どのようにすれば‘小さな私’に陥ることを避けられますか。


― あなたが‘小さな私’に「陥る」ことはありえません。
あなたはその「中にいる」からです。
あなた方「全員」その中にいます。
この‘小さな私’はあなた方の最も大切な宝です。
それを捨て去りたいなどと思ってはいけません。
それを高めなさい!
薪は光に変えられます。薪はなくなるわけではありません。
‘小さな私’とは、なんと不思議なものでしょう。
時の始まりから、神はそれをあなた方のために形作ってきました。
ですがあなたは ―愚かな幼子よ! ― それを軽蔑しているとは・・・なんと愚かなことでしょう!
あなたが賢明な主人なら、
‘小さい私’は賢明な召使いになります。
そして不可能が可能になり、
食べられないものが食べられるようになります。

パンはいつパンになりますか。


G 焼かれたときに・・・。


― いいえ、空腹な者に与えられたときだけ
パンはパンになります。


G ここ数日間、邪悪なものに押しつぶされているような、かなりひどい圧迫感がありました。何が起きていたのですか。


― あなたは間違っています。
圧迫していたものは‘邪悪なもの’ではありませんでした。
あなたが空腹の人に与えなかったパンのすべてが、
あなたを圧迫していたのです。


G どうして私は与えることができなかったのでしょうか。


― 大きい橋と小さい橋、2つの橋があります。
小さい橋はまだ脆弱(ぜいじゃく)です。


(小さく脆弱な橋は私の自信のなさを意味していると感じました。)


― 道がなければ、パンはもたらされません。
それは留め置かれてしまいます。


G どのようにすれば自分自身への信を強めることができますか。


― 2つの橋を結び付けることによってです。
それらは本当は一つです。
悪い召使いは主人が戻れないように
橋を破壊します。
しかし幼い子供は微笑みながら橋を渡ります。
その子供が主人です。

繰り返します。注意して聴きなさい。

新しいもの、まだ見たことがないものが
あなたの中に存在します。
それは幼い子供であり、力に満ちた主人であり、
新しき者であり、永遠なる者です。

永遠は永遠の繰り返しではなく、

永遠に新しいことです。

1943年11月5日金曜日 20.リリとの対話 自由になされる行為こそが真の行動


一輪の花や一本の草が前ぶれとなって、
春がやって来ます。
宗教、寺院、教会、預言者もまた前ぶれにすぎません。
光とフォースの到来と共に
もはや寺院や教会はなくなります。
「あらゆるもの」が寺院や教会になります。

花々に覆われた野原で、誰が一輪の花を見るでしょうか。
あなたは花ではなく、「春」です。
神の庭では「春」でさえ一輪の花に過ぎません。
質問しなさい!


L なぜ信を持っている人がこんなに少なく、それが人々の中に目覚めないのでしょうか。


― コンクリートの道が網の目状に、
地表全体に張りめぐらされています。
それらの道はゆったり、広く、滑らかです。

そしてそれらの上を狂気が走ります。

多くの、極めて多くの道があります。


小さく狭い、「ただ一本」の道が忘れられたことに
驚いてはいけません。
すべてのフォースは狂気によって使い果たされます。
狂気とは何でしょう。

囚(とら)われのうちに萎(しぼ)む神聖なフォースです。

あなた方には(そのフォースが出ていく)道を示す役目が
与えられています。
尋ねなさい。


L 「召命」を認識する人はなぜこんなにも少ないのでしょう。


― それは、人々が追い立てられているからです。
人々は召命に注意を払いません。
最も純粋な声も、誰も耳を傾けなければ無駄になります。
注意深く聴きなさい。
新しい目が、あなたの目の中で育っています。
新しい耳が、あなたの耳の中で育っています。
新しい手が、あなたの手の中で育っています。
そしてあなたは見、聞き、創造します。
新しい声に、古い耳は必要でしょうか。

召命を聞く為には、新しい耳が必要なのです。
声もまた形態を持っています。
その形態は、耳に聞こえない永遠の声を運びます。
もはや形態ではない声を。

あなたは「春」です。
あなたが触れると
新しい目、新しい耳、新しい手が育ちます。
新しいものが芽生えて来ます。
訊きなさい。


L なぜ家族を助けるのは、こんなにも大変なのでしょうか。


― 古い目には、近いものは大きく見え、
遠いものは小さく見えます。
新しい目で見なさい。近いものは小さく見え、
そして遠いものは大きく見えます。
神があなたの中で大きければ
あらゆる仕事は小さく、容易で、軽いものになります。


L 活動(movement)とは何ですか。


― あらゆるものの中で最も重要なものです。
成長は、まだ活動ではありません。
風は、まだ活動ではありません。
水の流れは、まだ活動ではありません。
朽ちて塵になるのは、まだ活動ではありません。
星の運行は、まだ活動ではありません。
これらすべてはただの反応にすぎず、
惰性が持続した状態にすぎません。
飢餓や寒さや欲望に駆り立てられた動きは強制です。
しかしあなたは…あなたはすでに「自由に」活動します。
自由になされる行為こそが活動です。

助ける手は・・・活動です。
輝く目は・・・活動です。
物質を新しい住居(すまい)に高めることは・・・活動です。
新しい創造は、もはや束縛ではなく、救済です。
他に自由はありません。
あなたの生徒達にこのことを目覚めさせるなら、
その時、彼らの動きの一つひとつが活動となり
束縛された受け身の行動ではなくなります。

(真の活動がなされなければ)
神経があっても無駄です。
腱があっても無駄です。
骨があっても無駄です。
神経は・・・鞭となり、

腱は・・・綱となり、
骨は・・・棍棒となり、
そして若さは・・・堕落します。

真の活動だけが救済します。

私の奉仕者よ、このことを(生徒達に)教えなさい。

そうすればあなたが触ると死体は生き返ります!

彼らは墓から立ち上がります。
なぜなら、今生徒達は全員死んでいるからです。
彼らは全員死んでいるのです。


あなたはこの仕事を受け入れますか。


L (おずおずと)やってみます・・・。どこから始めるべきですか。


― 恐怖がまだあなたの中にありますか。


L 自分の仕事がいよいよ重大で、差し迫っているのを感じます。

― あなたは自分自身でどう活動を始めたらよいか分っていますか。
次の言葉を宣言しなさい。“私は受け入れます!”と。
真の言葉は神へ昇って行き、
再びあなたのもとへ戻って来ます。フォースとして。


誓いのフォースがあなたから湧き出てきます。
誓いの言葉は天に蒔かれた種です。
そしてその実が何倍にもなって落ち、あなたに戻ってきます。
私の奉仕者よ!
あなたは分かち与えるのに十分な実を受け取るでしょう。
天に蒔かれた信。
人間はすべての種を地中にだけ蒔き、
大地は枯れてしまいます。


L 誓いについてよく理解できませんが・・・。

― 理解不能なものを、理性で理解することができるでしょうか。
理性が 息を切らして-
信が始まります。
停止するところで、
理性は天に決して届きません。理性は地に属するからです。
まだあなたを混乱させているものがありますか。


L 「助けること」と「自発的な行動」の違いが分りません。


― 自発的な行動だけが助けとなります。
他の何ものも助けになりません!


(続く沈黙の間、私はずっと理解できなかった最近の夢について考えていました。)

― (ギッタに向かって)あなたに話しましょう。
あなたの夢はこう言っています。
不思議な力があなたの「中に」留まらずに、
あなたを「通って」行きますようにと。
あなたは花ではなく、「春」なのですから。
不思議な力は花の中に現れます。
誰が春という季節を掴むことができるでしょうか。
あなたが不思議な力だとしたら、あなたは一輪の花、
多くの花の中の一輪にすぎません。


(リリに向かって)
― あなたの心にまだ疑いがありますか。


L 受け取るものの豊富さに耐えられないように感じます。


― あなたは耐えられます。
私は立ち去ります。


1943年11月12日 金曜日 21.ギッタとの対話   古いものに執着してはいけない

― 今やあなた方は十分強くなりました。私の言葉を聴きなさい!
次の一歩は、もはやいかなる道の上にもありません。
古い道は終わりました。
水の上を歩こうとしても、その水すらありません。
しかし、もし振り返るなら、
災いがあなた方にふりかかるでしょう!
本当に信を持っていれば、
道のない道があなた方の足を支えるでしょう。
新しい地の上に、子供の第一歩がしるされます。

しかし、気をつけなさい!古いものを少しでも携えるなら
信でさえ役にたたないでしょう。
古いもの、‘必要以上に多いもの’は、
あなた方を引き倒し、
あなた方は鉛のように重くなって、水の中に沈みます。
聴きなさい!
肉体は時の初めからあなた方のために造られました。
さあ、注意して聴きなさい!

肉体は、あなた方がこれまでに使ってきたように
使うためにあるのではありません。


あなた方は、このことをたやすく理解することはできません。
私は戻ってきます。


(新しい肉体について伝えられ、ハンナはそのことの強烈さに耐えられませんでした。彼女は数分休みました。)


― あなた方は、道の終わりに来ました。
もう道はありません。あなた方は足を下ろす場所を「探し」ますが、
何も見えません。
何もありません。それはあなた方が(古い目で)見るからです。
目は以前のように見るために存在するのではありません。
もう古い目で見てはいけません。
古い目で見なければ、足元に新しい道が現れるでしょう。

救う者の肉体は
与えるという行為のためにのみ与えられます。
救う者は単なる人間ではなく
「新しい人間」です。
本当に新しいものがやって来ます。


(私は突然理解できました。イエスは「新しい人間」になったのです。
私達は皆、彼を手本として見習うように命を授けられました。
(罪を)あがなう者になるために。)


― あなたに教えましょう、私の奉仕者よ!
あらゆる新しいものが始まる前に、その瞬間を聖別しなさい!
古いものは終わりにしなさい。
もはや古い目で見ても、
古い耳で聞いてもいけません!
あなたの中で新しいものが開かれたときだけ、
再び古い目を開きなさい。
するとそのとき新しい光がその古い目を通して輝くでしょう。
なぜなら肉体は与えるという行為のためだけに
与えられているからです。
今あなた方は上からだけ受け取ることができます。
もはや下から受け取ることはできません。
本当に新しい世界があなた方に開かれます。
あなた方はその新しい世界を「生きる」でしょう。
あなた方に隠される秘密はこの地上にはなくなるでしょう。
重さ、暗闇、騒音もないでしょう。
しかし後ろを振り返ると、あなた方に災いがふりかかります!

古いものを何も持ち出してはいけません!
古いものは、
どんなに小さく、軽く、そして無価値なように思えても、
新しいものの中にあっては鉛の山と化し、
あなた方を破局へと陥(おとしい)れます。
古いものに執着してはいけません。
古いものを捨てずに、別の方法で使いなさい。
あなた方はまだ道具の使い方を間違えています。


(ヨゼフを指して)
― 「息子」は語られていることを、一番よく理解しています。
やがてあなた方にも明確になるでしょう。
機が熟しているからです。
創造の転換期が訪れて、
あなた方は、最も価値を置いていたことに、
最も価値を置かなくなるでしょう。


(私は花で部屋を美しく飾ることに注意を払っていました。)


― 何と注意深くこの部屋を整えたことか!
あなたの準備には、たった一つ欠点があります。
部屋を飾るということに「執着している」ことです。
飾れば飾るほど、それだけ自分を縛ります。
何事にも執着してはいけません!
執着は古いものや習慣にあなたを縛りつけます。
あなたに、もはやそれは必要ありません。
新しいものだけを探しなさい!
あなたがどこにいても、
私はあなたの信の花々の中にあって、安らぎをおぼえます。
私はあなたをあらゆる形態から解放します。
私はこの地上の花を見るための
目を持っていません。

しかし、あなたのうきうきした期待感は見えます。
訊きなさい!


G 新しいものの中で、鉛になるものと、持ち出すことができるものとを、どのようにしたら区別できますか。


― 荷を運ぶ者は
山が高ければ高いほど
それだけ持ち運ぶ荷を少なくします。
水に足を踏み入れる時に、持って行くものは
なお一層少ないでしょう。
水もない所に何を持って行けるでしょうか。命そのもの、
命そのものの他に、何もありません。
質問しなさい!


G 魂とは何ですか。霊とは何ですか。


― 霊とは創造主です。
魂とは仲介者です。
肉体は物質です。
これが聖なる三位一体です。


G あなたが以前おっしゃったフォースは、数に関係があると感じます。4は何ですか。7は何ですか。


― あなた方が数そのものを見るのを止めるなら、
それらの数に隠されたフォースを感じるでしょう。
あらゆるものの背後に「フォース」が存在するからです。
あらゆる形態は無限のフォースへの入口です。
目を持つ者にとって、目が入口です。
耳を持つ者にとって、耳が入口です。
それぞれ違う入口が与えられています。
しかし「フォース」は一つです。
心から喜びなさい。新しいものが開示されるのですから!
今日は、あなた方に良いことを伝えることができました。
喜んでここを去ります。


1943年11月12日 金曜日 21.リリとの対話   完全さは不完全さの中に映し出される


― 苦しみの終わりについてあなた方に教えましょう。
‘T’という文字を書きたいとき、
縦の線しか書かれておらず、横の線がなければ
何が欠けているか分かるでしょう。
あなた方は‘T' という文字を知っているので
簡単に欠けているものを補うことができます。
あなた方は「助ける者」です。
欠けているものを満たすために召集されたのです。
悪は欠乏以外の何物でもありません。
あなた方は人に出会い、
その人の欠けているところを感じ、それに苦しみます。
苦しみの終わりはどこにあるのでしょう。
あなた方が「新しい文字‘T' 」を知っていれば
その文字に何が欠けているか分かり、
簡単に欠けたものを補うことができます。

苦悩には意味がありません。

「新しいアルファベット」を学びなさい。
そうすればあらゆることが「完全になる」でしょう。
解決の秘訣は「不完全さ」の中にあります。
それが「不完全」だと、どうしたら分かるのでしょう。
誰から教えてもらうのでしょうか。

あなた方は完全さを知るようにできています。

あなた方はどのようして完全さを量りますか、
どのような基準を使いますか。

完全さは不完全さの中に映し出されます。


あなた方が苦しむのは、
あらゆるものの中に神を見ることができるようになるまでです。
苦しみはそれまでしか続きません。
新しい文字が刻まれるでしょう。目覚めていなさい。

苦しみが導くのは動物だけです。
(人は)苦しみが終わったとき、初めて道が始まります。


(沈黙)


― あらゆるものは成長します。石でさえも。
母なる大地の中の種や
母の子宮の中の子供は、なぜ成長するのでしょうか。
最も高い山でも、最も高い木でも
天に届くほど成長できません。
最も強い鷹でも、天に届くほど高く飛ぶことはできませんが、
人間は、最も幼い者でも天に届くことができます。
天は人間の内側にあるからです。
私は、質問を待っています!


L 休息とは何ですか。


― 準備です。
準備でないものは、ただ休息に見えるだけです。
準備でない休息は怠惰です。
その別の名は死です。
最も素晴らしい休息は
あなたが創造するときにやってきます。


安らぎに満ちた行動と創造的な休息が本物です。

それらは「2つ」に見えるだけで、本当は「一つ」です。
質問していいですよ。


L 涅槃(ねはん:ニルヴァーナ)はどこにありますか。


― 2つが一つになり、平行線が集まる、
まさにその所にあります。
見かけは休息 ― 実は行動。
見かけは静寂 ― 実はすべての音の調和。
見かけは遠方 ― 実はあなたの内側。
今度は私が質問しましょう。
あなたが心の底から望んでやまないことは何ですか。


L いつもあなたと共にあって、一つになることです。


― それでは、どのようにしたら、このことが実現すると思いますか。


L それが私の仕事の目標(オブジェクト)だと思います。


― それは‘仕事’の問題ではありません。
そうだとしたら、
あなたも「物」(オブジェクト)のようになってしまいます。
「物」(オブジェクト)は最も濃密なものです。
(テーブルを触りながら)これも「物」(オブジェクト)です!
(毛布に触りながら)これも「物」(オブジェクト)です!
(手に触りながら)これも「物」(オブジェクト)です!
物(オブジェクト)はそのままにしておきなさい。
あなたが心の底から望んでやまないことは、
すべての「物」(オブジェクト)を「超越」しています!
あなたが「仕事」の「目標」(オブジェクト)として、
その望みを叶えることは決してないでしょう!


L 不安感とは何ですか。


― 何でしょう。それは司令官のいない軍隊です。
戦闘が起きても、命令する人が誰もいないので、
組織がない状態です。
頭脳中枢が解体し、統合する力がないので、
秩序が崩れます。
命令が下されると、
すぐに逆のことが起こります。
これが不安感です。
こういうことは私達の階位では起こりません。
私達は、神の軍隊であり、
暗黒と闘い、召命を聞き、それに従います。

不安感とはなすべき仕事がない生活です。
他の何物でもありません。

さらに質問がありますか。


L 私の記憶力はなぜこんなに悪いのですか。


― あなたの過去が悪かったからです。
思い出すのが不快なので、
過去の前に厚いカーテンを引いてしまいます。
(私を指して)


― 彼女の過去も良くありません。
しかしそれはもう彼女に影響を与えていません。
(リリに向き直って)


― あなたは先週の金曜日のことは忘れていないでしょう。
創造したり、援助したときのことは、忘れません。
悪いのはあなたの記憶力ではなく、
あなたの思い出です。
(沈黙)


L 私の愛は十分に強くありません・・・。


― あなたはどんな場面でそのことを感じますか。


L 他の人の前でです。


― あなたが十分愛しているのは誰ですか。


L 今までのところ、誰もいません。


― 誰を一番愛していますか。


L 神です。


― 神の次は誰ですか。


L あなたです。


― (寛大に微笑んで)あなたの目には
まだヴェールが掛かっています。
あなたが神を愛しているなら、
あなたはあらゆるものを愛しています。
あなたが十分に愛していないなら、
それは神を十分に愛していないということです。
なぜならあらゆるものが神の創造物だからです。

完全なるものの中にある神を愛しなさい。
不完全なものの中にある神を賞賛しなさい!
あらゆるものが神を映しているのですから。
神を愛することは難しくありません。
何よりも私は神をあがめるがゆえに、
こうしてあなた方を愛しています。
もうあなた方のところを離れます。
あなた方が祝福されますように!

1943年11月19日 金曜日 22.ギッタとの対話   金(きん)について

― あなた方に挨拶を送ります。
金(きん)について教えましょう。
それはすべての金属の中で最も役にたたないものです。
本来何の目的にもかなわないものだからです。
何が金に価値を与えるのでしょう。それに付与された信用です。
大地から採れた物質に、人間は信用を託し、
それを呪われたものにしています。
呪いとは禁じることです。
呪いがなければ、あなた方はさまよっているでしょう。
あなた方は金の玉を持って旅を始めます。
玉は大変重いのですが、相も変わらずそれを運び続けます。
そうして、金にもはや信用を置かない国の国境に到着します。
金はどうなるでしょう。
それはただ重いだけです。
私の奉仕者よ、その国境であなたにできることは、
どんなことが残されていますか。


G 玉を落とすことです。


― 手を開きなさい。
玉は自然に転がって落ちます。
重いものを落とすことは本当は難しくありません。
しかしあなた方の指は玉を持ったので
痙攣(けいれん)を起こしているため、
それを落とすことができません。
重たいものは自然に落ちます。
新しい国にも金があります。
(光を反射して)ギラギラ光る金属ではなく、光です。
あなた方が古い玉をまだ握っているなら
どうやって新しい玉を受け取ることができるでしょう。

あなた方はこのように古い玉を掴んでいます・・・。
このように掴んでいるのです。

(指を固く握り締める身振りをし・・・それからあたかも玉を転がして落すかのように、手をかすかに傾けました。)


― 玉を落とすことがどんなに簡単か理解しなさい。

(沈黙)


― あなた方は、重たい玉、無垢な玉に頼って生きています。
無限の神の恩寵のおかげで、それは呪われました。
あなた方がそれを崇めることのないように・・・。
それを崇めることのないようにです!
その無垢な玉は救われるのを待っています。
どのようにしたら救われるでしょうか。
アダムのもとから離れることによって救われます。


(私は溜息をつきました。そしてリラックスするにつれて、私の中の何かが解き放たれました。 )


― 体がほぐれましたか。
あなた方が重荷を降ろす難しさを、
私達は実によく分かっています。
難しいのはあなた方がその重さに慣れてしまっているからです。
重さがあなた方を苦しめることを嘆いてはいけません。
金が信じられている限り、
金を運ぶ者はその重さを感じません。
その信用がなくなると、
重さだけが残ります。
(その時)あなた方は正しい道にいます。


G 一週間ずっと、私は緊張感を解放してくれるものを探していました。
どうしたらそれが見つかるでしょうか。


― 「時間」をかけなさい。手は時間に根づいているからです。
あなたの質問を待っています。


G 私は何者ですか。


― それを質問するには適切な時期ではありません。
あなたはちょうど自分自身を作り直しているところだからです。
あなたが完全に変容したとき、
もはや疑問はなくなるでしょう。


G 私のしるしである太陽は何を意味していますか。


― そのしるしはあなたが自分のなすべき仕事を理解するための
助けとなるイメージです。
子供が「7」は何かと尋ねるとします。
あなたは子供にリンゴを「7つ」見せます。
子供はリンゴが好きなので、
すぐに「7」の意味を学びます。
あなたは子供に7つの鞭は見せないでしょう。


G あなたは少し前に次のようにおっしゃいましたが、
どういう意味でしたか。
“私達の地上の夢 ― 私達の存在 ― のイメージは
隠れている意味を単に包むものにすぎません。
覚醒は夢の「内側」だけにあり、
夢の「外側」には決してありません。”


― あなたは十分睡眠をとりました、私の幼き奉仕者よ!
十分長く眠た者は
誰の助けもなく目覚めます。
起こされる必要はありません!
力の欠乏が目を閉じさせます。
力が満ちてくると、目は自然に開きます。
力の欠乏は盲目であり、それが眠りです。

人間は力が欠乏すると眠ります。

人が「行動する」力を持っていなかったら、
一日を、新しい一日をどう始めることができるでしょうか。


G 他の人たちを目覚めさせることは、なんと素晴らしいことでしょう!


― あなた方は夢の中で話をしています。
あなた方4人は全員一つの部屋で眠っています。
あなた方はお互いを夢に見ています。
夢のイメージが欺くので、
お互いと話をしていると信じています。


夢を見ている人は眠っていることを夢に見ているのではなく、
目を覚ましたり・・・行ったり・・・来たり・・・
話したりしていることを夢に見ています。
しかし本当は、夢を見ている人は眠っているのです。
やがて夜が明け、夢の霞(かすみ)が消えていきます。

新しい行動が迫っています。

あらゆる夢が成就されるでしょう。
夢もまた準備だからです。
母の子宮の中で、
まだ生まれぬ子供は日の光を夢見ます。
この夢なしには、
子供は日の光の中に生まれてくることはできません。


あなたが今行うことすべてが
夢のなかで行う行動・・・夢のなかで考える思考です。


いつでも、できるだけ美しい夢を見なさい。
すべての夢が現実になるのですから!
夢もまた信です。
私は質問を待っています。


(沈黙)


G 私は今ゆったりと自由に暮らせていません。私の頭はいつも先を急いでいます。


― ほんの一瞬でもあなたが自分の姿を見ることができたら
良いのですが。
あなたはじっと静かに空間の中に横たわり、眠っています。
あなたの足は急いではいません。
あなたの行動の一つひとつが夢でしかありません・・・
ただの夢です。


(むやみに急いでしまう自分のことを考えました。)


― あなたが急げば、実際どこかにたどり着くでしょうか。


G ただ地上にいるだけです。急ぐのが私の習慣なのです!
習慣はなんと怖ろしいのでしょう!


― 気をつけなさい!振り返ってはいけません!
「恐ろしいもの」は盲目のフォースです。
恐怖は古い神です。
恐怖を見るとすれば古い神々を見ていることになります。
しかし、それらはもはや神ではありません。
今それらは召使いです。


さあ、私の奉仕者よ、今日は雑音がしませんでした。
あなたが掴む手をゆるめれば、重荷は消え去ります。

もう行きます。

1943年11月19日 金曜日 22.リリとの対話  カルマとは自分自身を打つための鞭

― 小麦畑の主に挨拶を送りましょう!
あなたに小麦について話をしましょう。
あなたの手には今何もありませんが、
すぐに手は一杯になるでしょう。
聴きなさい!小麦を10粒持っているとします。
それ以上はありません。
するとあなたはそれを10回しか分けられません。
20回分けることはできません。
たとえ最高の善意からやったとしても、
一粒の小麦を2つに割ったら、
半粒の小麦が芽を出すことができるでしょうか。
一粒の小麦の中に古いものと新しいものが存在します。
それを切り分けることはできません。
人間のマインドでは、古いものと新しいものを
区別することはできません。
あなたが新しいと思うものでも古いのです。
分割してはいけません。判断してはいけません。種を蒔きなさい!
そうすれば新しいものが育っていきます。
種でも芽でもない新しいものが。
あらゆる種や芽は、新しいものの住みかに過ぎないからです。
種を一粒そのまま落しなさい!
一粒の種が増えていくのは、このような方法だけです。
種は必ず芽を出すでしょう。

新しい発芽の時が到来しました。


L 私がしていることのどこが間違っているのか良く分りません。


(リリは疲労していました。彼女の生徒達が個人的な問題を抱えて、毎日夜遅くまで彼女の所に来ていました。そんな生徒達にリリは“相談には乗れない”とは言えませんでした。)


― あなたは小麦を10粒持っています。
それを20人に与えることはできません。
しかしそれを「蒔きなさい」。
そうすればすぐに百粒になるでしょう。
天の小麦はすぐに実を結びます。
私は質問を待っています。


L カルマとは、何ですか。


― 自分自身を打つための鞭です。
今この問題はあなたには難しすぎます。
それは大きな秘密を隠しています。


(私達は皆、ヒンズー教のカルマの概念について良く知っていました。そして、私はこの理論の背後に隠されている秘密は何だろうと思いました。)


L 健康とはどんな状態ですか。


― バランスです。
もしバランスが取れないとしたら、足りないものが
あるからです。
動物に於いてだけ
バランスは肉体から生じます。
新しい人間はそうではありません。


L 今、私は健康な人を教える方を好むのに、以前は病気の人を教える方がよかったのは、なぜですか。


― あなた自身が健康になっているからです。
人間の健康はあなたが種を蒔く土壌です。
「悪い土」に天の種を蒔くのですか。


(私達全員に)


― 心配してはいけません。素晴らしい変容が始まります。
その変容はあなた方にとって、
ときには良いものだと思えないことがあるでしょう。
なぜなら古い殻は破れ、腐り、崩壊するからです。
恐れてはなりません!
あなた方に今起きていることは、
とるにたりないことではありません。
私の幼き奉仕者よ、あなた(リリに向かって)も
心配してはいけません。
あなたに起きることは良いことです。
今あなた方のもとを離れますが、すぐに戻ります。


・・・・・ NO2へ続く


http://141.txt-nifty.com/141/2014/01/no2-e356.html

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